NHKの一般人参画型トーク番組「BS熱中夜話」を覗いてまいりました。
今回のテーマは「マニアック映画ナイト」。
「マニアック映画」という言葉から連想する映画は人それぞれだと思いますが、断言しましょう、今、皆さんが思い浮かべたどの映画とも違うラインナップになってます(笑)。
「大蜥蜴の怪」「金星怪人ゾンター」「火星から来たデビルガール」「ロボット・モンスター」「プラン9・フロム・アウター・スペース」etc・・・どうですかお客さん。
とりあげる監督も、コーエン、ブキャナン、ケロッグ、そしてエド・ウッド。
私らはマニア代表って事で司会席後方に鈴なりになっているわけですが、正直、
『何を語ればええっちゅうねん!』
これは控え室で私の周りにいた人の総意。どうやら私以外の人にとっても「守備範囲外」の作品群だったようです。
種を明かせば、放映著作権の問題で「パブリック・ドメイン」になっているような旧作(ほとんどがモノクロ、大半が日本未公開、一部サイレント)になってしまったという“大人の事情”。
当然、製作側としては「誰も語らず盛り下がったらどうしよう」という不安を抱きます。このリスクを回避するために「セミプロ」を仕込んでおりました。
これが痛し痒しで。こういう人が率先して発言すると「あ、こんな詳しい人がいるんなら俺らは無理して喋らなくてもいいか」という空気を醸成してしまうんですね。
悔しいので後半の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(写真)の所で少しだけ喋りましたがカットでしょうね(笑)。
放送は1月29日と2月5日(木曜日)。お暇な方は遠巻きに生暖かい目で見てやってください。
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