人質を取られているとは言え、刑事が凶悪犯に拳銃を渡してしまう・・・ラストの伏線だから仕方ないっちゃ仕方ないですが、やっぱ駄目ですね、この展開は。
女に粗暴なホワイト・トラッシュ丸出しキャラも今となってはちとキツイ。
「48時間」(1982年/ウォルター・ヒル監督)
結局、このニック・ノルティのそこはかとない不快感が観終わった後の清々しさを阻害しています。エディ・マーフィの控えめな飛ばし方が良かっただけに残念。
デヴィッド・パトリック・ケリーが「ウォリアーズ」の時と同じ役名(ルーサー)で出ていますが同一人物・・の訳ゃないですね。
犯人の相棒ビリー役のソニー・ランダムは5年後「プレデター」とタイマン張る時もビリーでしたが、同一人物(以下略)。
で映画の時間軸で5年後(実際は8年後)に作られたのが、
「48時間PART2/帰ってきた二人」(1990年/ウォルター・ヒル監督)
ニックとエディのクレジット順がひっくり返りましたが、歳喰った分、ニックがいい感じに枯れて堂々の主役。何故かエディももらい枯れ(笑)。
ただ、お話がねえ。有り体なのに無理があるという。「ブルース・ブラザース2000」を観た時と似た居心地の悪さが。
エディ・マーフィが乱戦中に偶然手に入れたマグナムから明らかに7発以上弾が出ているのもちょっと・・・。
「ブレードランナー」でハリソン・フォードをボコボコにするブライオン・ジェームズと、「ヒドゥン」で寄生されるエド・オロスがちょいと訳アリ刑事コンビに(豪華だ!)。
★ご参考