デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

も、木目まで! スカイ・クロラ[北米版Blu-ray]

イメージ 1

2009年9月1日のレビューでさんざっぱら貶しておいてなんですが、Blu-rayを購入してしまいました。

スカイ・クロラ[北米版Blu-ray]」(2008年/押井守監督)

どうやら顔面蒼白+瞳孔開きっぱなしの草薙水素に“萌えて”しまったようです(菊地凛子のヘタウマなアテレコも微妙に後押し)。

ありえねぇ・・と自分でも思います(実際、口に出して呟きました。大体この映画を萌えで語るって頭おかしいよな)。

まあ、画面の作り込みと音響をBlu-rayで確認したかったのが一番ではありますが。

で、絵作りですが、DVDとは完全別物。木目が、芝目が、壁紙が、絨毯がしっかりすっきりくっきり。函南の荷物についたタグの文字まで識別可能です。

作品の本来的評価とは別次元の話ですが、ここまで再現性が高いと絵を眺めているだけで満足してしまいます。

初見時は行定組の介入がショックで取り乱してしまいましたが、まったりとした河の流れの如き退屈・・あいや優雅な展開は環境ビデオに最適です(←褒めています)。

因みにこのBlu-ray、国内で買うと8,190円(しかも特典ゼロ!)ですが、北米版を取り寄せると複数のメイキングと押井監督のインタビューその他がついて2,349円です。

監督インタビューでは、パイロットのニックネームがひとりを除いて全部テリアの犬種からとられているという屁の役にも立たない(でも実に押井さんらしい)トリビアが聞けて大変お得(笑)。

世界に誇る日本のアニメを近所で買えば8,000円超え、海の向こうから取り寄せれば2,500円足らず…。

「世の中狂うちょるの!」(「県警対組織暴力」の室田日出男の台詞)

★ご参考