『お、お前だったのか?!』
という予告編の台詞は当然存在せず(笑)、しかし、主要登場人物は出揃ってクライマックス突入の準備運動はほぼ完了。
「組織犯罪対策部捜査四課4」(2005年/OZAWA監督)
サブタイトルが【無差別テロ】。新宿のそこかしこに爆弾が仕掛けられているという巨大な地雷原の中を小沢が疾駆します。
放たれた都知事暗殺の刺客。遂に姿を現した“眠れる獅子”。正体を明かす内通者(たち)。
今回ようやくスポットが当たったのが、検視官助手役の夏目ナナ。
彼女の姉は公安時代の熊田刑事(小沢)の相棒にして恋人(雛形あきこ特別出演!)。
その死(麻薬取引現場突入時に殉職)の責任が熊田にあると信じて、その足を掬ってやろうとチャンスを狙っていた獅子身中の虫。
ちいっとウザいキャラなのが玉に瑕ですが、メガネ白衣からセーラー服までコスプレ祭りを披露して頑張っています。
熊田の足元を掬うどころか、次回予告では内通者に拉致られてボコボコにされておりました(本人には申し訳ありませんが、ちょっと溜飲が下がりました)。
逆に出番がなかったのが、衣川組の残党・梶山(本宮泰風)。「3」で活躍しすぎたせいか、今回は“1回お休み”状態でした。
と思わせて、ラストは梶山が内通者(のひとり)を護送中の熊田の車を急襲した所で幕。
一課、四課、衣川組、黒龍、眠れる獅子、四課内通者、本庁内通者、覆面調査官、そして街中に仕掛けられた爆弾。
どう畳むよ、この風呂敷。
次回、完結編「首都消滅!?」(また大きく出やがったな…)!
※すみません、完結編のレビューは来月になります。何故かと言うと、「Vシネパラダイス」の放送予定に合わせているからです(笑)。
ではでは。