「2」以降、封印されていた(マナー・モードになっていた)熊田刑事(小沢仁志)の携帯着メロ“森の熊さん”が華麗に復活。
『何とかならないのかよ、その着メロ!』
『変え方が分かんねえんだよ!』
「組織暴力対策部捜査四課FINAL 首都消滅?!」(2006年/OZAWA監督)
ついに覚醒した“眠れる獅子”佐久間(小沢和義)。その正体は、黒龍と通じていた衣川組幹部…ではありませんでした。
中国の人口1万人の町・黒川に建設された核廃棄物処理施設。その建設に反対し、自ら放射能汚染のため末期癌患者となった佐久間の野望とは。
数日前、核廃棄物を積載したトラックが何者かに強奪されていた。
都知事暗殺も新宿爆破もこのトラック隠蔽の為の陽動作戦にすぎませんでした。
おいおい、この期に及んでまだ風呂敷広げるか?
熊田の相棒はすっかりソウル・フレンドとなった衣川組残党・梶山(本宮泰風)。
新宿のあちこちに仕掛けられた爆弾を仲良く(?)解体しつつ、佐久間のアジトへ。
検死官助手の夏目ナナが人質になっているのですが、佐久間の半端無い嬲り方が何故か爽快。
『意外と老けてるな…皺数えてやるよ』と言って顔いじり。自作の歌を聞かせ、肋骨が折れるまで脇腹パンチ乱れ打ち。
善きにつけ悪しきにつけ、やる事が徹底している人は大好きです。
ボタンひとつで東京中に死の灰が降り注ぐ“首都消滅”の危機。熊田の判断は?
クライマックスが近づくにつれ、寂しさがこみ上げてまいりました。
嗚呼、終わってしまう。もう、いい所で“つづく”にはならない。
続編・・作らないんですか、小沢さん。