深夜から正午まで。設定だけは「24」丸パクリですが、主役は小沢兄ぃです。
1時間刻みなんてしゃらくさい事ぁいたしません。「ちんたらやってる暇ぁねぇんだよ!」とばかりに僅か88分で全力疾走。
「組織暴力対策本部捜査四課」(2005年/OZAWA監督)
歌舞伎町深夜0時。駐車場で車が爆発。標的は歌舞伎町を牛耳る暴力団衣川組の若頭。
台頭する新興勢力・塚本組の背後には台湾マフィア・黒竜が。
更に黒竜を内偵していた公安からもたらされた情報・・歌舞伎町のどこかに爆弾が仕掛けられている。四課刑事・熊田(小沢仁志)の長い1日が始まった…。
捜査四課(通称マルボー)と言えば、「大都会」(1作目)と同じ組織…のはずですが、どう見てもあそことは別組織のような(笑)。
歌舞伎町の町を小沢が走る、走る。
金も時間も体力も(歳だから)無いが、創意と工夫と根性ならある。
金も時間も有り余っていながら、怠惰に甘えを重ねたテレビ局の刑事ドラマ映画なんぞ足元にも及ばない“勢い”。
歌舞伎町ヤクザの組長、良く見りゃ伴大介! キカイダーじゃん!
こういう人の“消息”が分かるのもVシネの有難い所です。
さて、お話はジャガーノートなクライマックスから一転、とんでもない展開へと雪崩れ込むわけですが、以下2巻!