デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

全話入って1,000円! アイアンキング北米版BOX

イメージ 1ウルトラマン」個別エピ・レビューを始めたばかりだと言うのに、自らを追い込む新シリーズ開幕。

アイアンキング THE COMPLETE SERIES」

(北米版DVD-BOX)

ウルトラマンに比べるとちいっと地味な存在ですが、1972年(昭和47年)から73年までTBS系で放送された特撮ドラマです。

その全26話を3枚のDVDに収めた北米版BOX。お値段何と1,000円!

国内版を単品で揃えると12,600円、BOXの中古が13,000-19,800円ですから、画質やら特典やら差っぴいても十分お買い得。

本作は、他に類を見ない設定によってOne & Onlyな独自性を誇っています。即ち、

・変身ヒーローが脇役(しかも3枚目)。
・変身しても稼働時間1分!(短い、短すぎる!)
・その1分も単なる繋ぎで、相手にトドメを刺すのは別の人。
・旅ものである。

そして、これが一番大きいと思うのですが、

全話の脚本を佐々木守が一人で執筆している。

たった一人の脚本家がシリーズ通しての番組カラーを決定している稀有な例です。第一部「不知火一族編」の設定を見るだけでも…

かつて大和朝廷に滅ぼされた少数民族の末裔・不知火一族。二千年前に歴史から抹消された日本の先住民族の末裔たちが、日本の現体制を転覆させるべく巨大ロボットを操って破壊活動を開始した!

日本先住民族! 佐々キング魂炸裂です。

この危機に際し国家警備機構は、腕利きエージェント・静弦太郎(石橋正次。写真上)を不知火一族討伐の為に差し向けました。

更にサポート役として霧島五郎(浜田光夫。写真2-3段目)が合流。

クールな弦太郎とは対照的にドジでお気楽三枚目のボケキャラですが、実はアイアンキングに変身する特殊能力を持っています。

これらメインキャラが集うのが第1話「朝風の密使」(1972年10月8日放送)。

不知火十人衆は各々自分専用ロボットを所有。トップ・バッターは“バキューム・ロボット バキュミラー”(写真下から2番目)。

何とこいつ登場と同時にダム破壊。決壊したダムの濁流が下流の集落をなぎ倒すという「おいおい、いきなり何て事するんだ」な大暴れ。

第2話の“切断ロボット ジャイロゲス”(写真下)も登場した途端、街ひとつ壊滅させてしまう傍若無人な立ち居振る舞いを見せています。

君ら、弦太郎なんか相手にしないで、とっとと本丸に攻め込めば良かったんだよ。十体同時投入すれば勝てたぞ、絶対。

弦太郎と五郎は、様々な人との出会いと別れを繰り返しながら、不知火一族殲滅の旅を続けるのでした…。

アイアンキングも適当にピックアップしながら不定期レビューをしていきます。