デヴィッド・リチャード・エリス監督が1月7日急死いたしました。60歳。ヨハネスブルグで新作の準備中に。
代表作は「デッドコースター」「セルラー」「スネーク・フライト」「ファイナル・デッドサーキット」。
もうド真ん中でこっち側の人。しかも最新作が日本のアダルト・アニメ「A KITE」(原作・脚本・監督:梅津泰臣)の実写版!
その準備で南ア入りしている最中に急死とは…。
遺作となってしまったのが、
「シャーク・ナイト」
(2011年/デヴィッド・R・エリス監督)
美しい湖(に浮かぶ孤島の別荘)にバカンスに来た大学生グループが、様々な種類のサメに襲われるパニック・スリラー。
淡水湖に何故、サメがいるのか? という背景が隠し味。いやあ、どっちの方向に行ってもアメリカの田舎にはロクな奴がいませんな。
サメが出てくるまでは絵に描いたような爽やか学生生活。大抵の映画はこの部分が退屈で「いいからとっととサメを出せ!」となりがちですが、意外と楽しく観れてしまうのは監督がツボを心得ているからでしょう。
特に何が目新しいという訳ではありませんが、安心して身を任せられるアトラクション・スリラーでした(元々は3D)。
「A KITE」は別監督で仕切り直すようです。
ご冥福をお祈りいたします。
※参考
「スネーク・フライト」→2008年2月6日
「これぞ人体破壊博覧会! デッドコースター」→2008年6月26日
「赤青セロハンだと…。ファイナル・デッドサーキット」→2010年5月11日