「やっと分かったんだ、俺がなりたかった勇者って奴が。勇者も魔王も必要ない。人間も魔人も一緒になって笑える世界を創ろうとするのが勇者なんだよ！」
魔王と勇者のいる時代に逆行するのか、新しい価値観の元に生きる時代を選ぶのか。
それぞれの思惑、それぞれの居場所。
「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。／第11話・勇者になれなかった俺が魔王の娘さんを助けに行きます。」（2013年12月14日放送／田中良雄演出）
フィノを魔王の座に据えるべく暗躍する魔人レイドと元勇者候補の呉越同舟部隊。スポンサーはアマダ電機。
フィノの拉致場所は閉鎖された勇者予備校。駆けつけるラウル。立ちはだかる元勇者仲間ブレイズ。もうひとりの元勇者仲間クラインはドラゴンを駆ってレオン王都店へ。
いやあ、雑魚キャラだ雑魚キャラだとは思っておりましたが、戦闘シーンはおろかやられる瞬間すら映してもらえないとは。
ブレイブはラウルが欲しがっていた真剣を持ちながら、ラウルの定規1本の前に轟沈。
レオン王都店でクラインをボコったのは何と…セアラ店長！
「店長はねえ、どんなマジックアイテムでも凄まじい能力に作り変えることが出来る天才なんだよ」
ようやくフィノの元に駆け寄ったラウルを待ち構えていたのは全身タイツに鎧というバニーガールが裸足で逃げ出すエロモードに身を包んだオールＡ。
「フィノを倒してどうするんだよ？！」
「どうにもならないわよ！ 勇者になる夢が破れて、バニーの格好なんかさせられて、またここでずっと仇と思っていた魔人まで見逃したら、もう私には何もなくなっちゃう！ そんなの耐えられない！」
ここで「全身タイツはいいんだ…」という突っ込みは無しです（笑）。
オールＡの攻撃からラウルを守ったのは、フィノからもらったプレゼント（ベタだ、ベタ過ぎる！ だが、そこが良い）。
クラインとドラゴンを屠ったセアラ店長も勇者予備校へ。コスチュームは魔女っ子！
改造マジックアイテムでレイドを翻弄。トドメは炊飯器アタック（写真４枚目。これだけ普通に鈍器として使用）。
只者じゃないと思っていましたが、セアラ店長強過ぎです（設定によると魔王を退治しちゃった張本人って…）。
ブラッドストーンが反応して半覚醒状態となったフィノは魔人の力を発揮して富士ゼロック山へ。
追跡の助っ人はなな何と“お尻触って電球1個”のヒラマツ老人！（写真1番下。すげー美形キャラになっている…）
その車体は…ＵＳＳエンタープライズ！！
フィノが真の魔王として覚醒する前に連れ戻さなければ…。
皆がひとつの目的のために封印した才能を開放して協力する…ど真ん中なクライマックスです。
綺麗な大団円、期待しております。
