
「私だって教えて欲しいよ。ねえ、ケーキって本当はどんな味なの? 吐くほど不味いから分かんないんだけどさ。あれ、人間は美味しそうに食べるじゃない?」
「全てが最悪? ふざけんなよ! だったらあたしは生まれた時から最悪って訳? なあ、あんた、教えろよ!」
“♪教えてよ、教えてよ、その仕組みを…”
1話ではEDだったOP。このタイミングで入るとインパクト5割増しです。
「東京喰種 トーキョーグール/第2話・孵化」(2014年7月18日深夜Dlife放送/松尾慎演出)
「そんなに人間でいたいなら、一度限界まで飢えてみれば? 言っとくけど、グールの飢えはマジで地獄だから」

喫茶あんてぃくのウェイトレス・霧嶋トーカにボコられているカネキを救ったのはあんてぃくのマスター。差し出された1杯のコーヒー。
「グールは昔からコーヒーだけは美味しく味わえるんだよ。人間のようにね。でもこれだけでは空腹を満たす事はできない…」
自宅で悶絶するカネキ。
「肉! 肉!肉!肉!肉!肉!肉!肉!肉!肉!肉!肉!肉!肉! うわぁあ!」
物凄い近所迷惑。
久々大学に顔を出したカネキを待っていた親友ヒデ。回想も含め、性格良過ぎ、良い奴過ぎ。勘が鋭く、気配りに長け、でもそれが気配りであることを悟らせない思いやり。
ヒデに紹介された先輩の西尾は、先日、カネキを自分の喰い場(テリトリー)荒らしと誤解し、トーカに追い払われたグールでした。

カネキをボコり、その眼前でヒデ(←景気良く蹴り飛ばされて気絶)を捕食しようとする西尾。
「ヒデが死ぬのは嫌だぁ! そんなの許せない!」
臓器移植によってカネキに宿ったリゼの能力が覚醒。圧倒的な力で西尾を蹂躙。
「やめろ馬鹿野郎! 死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!」

西尾の中の人は「生徒会役員共/津田タカトシ」(「のうりん/畑耕作」)ですね。芸域広いなぁ。
ヒデを助けたものの、空腹のあまり感情のタガが外れてヒデを捕食しようとするカネキ。止めたのは再びトーカ(カネキくん、今回だけで3回ボコられてます)。
マスターの提案で、喫茶あんていくに身を寄せることにしたカネキ。
カネキとマスターの会話を“寝たふり”しながら聞いていたであろうヒデ。

偏執性を覗かせる捜査官と思しき男二人も登場。いよいよお話が動き出しそうです。