デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

平野綾に1票。ただあの構成はない。 寄生獣 セイの格率♯1

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実写版特報で流れた阿部サダヲ版ミギーに違和感を持った口(少数派?)なので、平野版ミギーには密かに期待していたのですが、私はこっちに1票。
 
少なくともアニメの声としてはこれでOKです。動きもまずまず。ただ、この構成は無いよなあ…。
 
寄生獣 セイの格率/stage1 変身2014108日深夜日本テレビ放送/山城智恵演出
 
基本設定の説明は割愛(原作既読前提)。
 
原作が描かれた時期を考えれば、現代風のアレンジが入ってくるのは当然で、ある意味どう改変してくるか、が見どころでもあったりします。
 
なので、主人公・泉新一のキャデザが「あんた誰?」ってくらい原作と乖離していても、アニオリな幼馴染が登場しても大した問題ではありません。
 
むしろ、「東京喰種」が戦わずしてギブアップした表現規制に玉砕覚悟で挑んだ姿勢を高く評価します。


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ただ、中途半端に時間軸をいじったあの構成は無い
 
時間軸いじるのって本当にセンスが要るんだなぁと改めて実感しました。
 
あと気になったのは新一がいきなり能力覚醒モードになっている事。
 
轢かれそうになった子供を助けるために暴走車を右腕1本で停止させるシーン。


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右手で車を停める事自体はいいとして、一瞬で子供の元にダッシュする瞬発力と、衝突衝撃を吸収する下半身パワーはおかしいだろ。
 
100歩譲って、衝突衝撃はミギーが二重三重の緩衝材を瞬時に作って吸収したのだとしても、あの動きの敏捷さは変。
 
“それはまだ先の話”って奴ですが、後になって齟齬が生じたりしないのでしょうか。


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細かいイチャモンつけるなら、新一母が棒な事と、浦上がただの“イッちゃってる人”になっている事でしょうか。
 
実写版の浦上は新井浩文くんなので、ここは実写版の方が期待できるかも。
 
実写版のキャスト、何気に豪華ですね。大森・浅野・國村なんて「殺し屋1」トリオも出ていますし。
 
アニメ2クール、実写二部作。息切れしなければ良いのですが…。



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