『名前は無い。ただのフレイムヘイズよ。
うるさい!うるさい!うるさい! 名前なんていらないのよ
『じゃあ、君はシャナだ。僕は今からそう呼ぶ。もうただのフレイムヘイズじゃない』
もはや布教の域に達しつつある“名乗りこそドラマの要”の法則がここでも。
「灼眼のシャナ」[第1期・北米版BD-BOX](2005年10月~2006年3月放送/渡部高志監督)
この世の歩いては行けない隣の世界、紅世(ぐぜ)。その住人・紅世の徒(ぐぜのともがら)。
悠二はフレイムヘイズの少女を“シャナ”と名づけました。
以降の物語を説明すると、それだけで物凄い分量になる(世界観が複雑な上に専門用語が多すぎる)ので割愛。枝葉末節な所を突っつきます。
えー、シャナと言えばメロンパン。
ヒロインを菓子パンでキャラ付けするのが流行りなのか、「生徒会役員共」の天草シノも“メロンパン”、「デート・ア・ライブ」の十香は“きなこパン”が好物でした(メロンパンは炭水化物含有量が半端無いから気をつけろ)。
左から「シャナ」(メロンパン)「十香」(きなこパン)「シノ」(メロンパン)
メロンパンと言えば、DVD特典としてシリーズ化された「灼眼のシャナたん」。
推定20cm程にチビキャラ化したシャナたんが、悠二の頭の上でメロンパンやら鳥皮やらを食い散らかし、「うるちゃい!うるちゃい!うるちゃい!」と駄々を捏ねまくります(実にウザかわいい)。
シャナたんと言えば“黒吉田”。
アニメ本編では、引っ込み思案で常にオドオドしていた小心キャラ・吉田一美が、こちらでは表情兇悪、実力行使、巨乳主張な黒キャラに(ギャップ萌え?)。
そして、黒吉田と言えば“吉田専用”。
電柱の影から悠二を見つめる事が多かったため、シャナたんでは電柱に“吉田専用”の張り紙が。「灼眼のシャナたん@劇場版Ver」ではヴェルヘルミナ用にも…(写真右)。
シャナと悠二の出会いと“狩人”フリアグネとの戦いを新規再構成したものなのですが、尺の都合で物凄くシンプルなお話になっています。
TV版を観た後だと間違いなく物足りなさを感じると思うので、双方未見であれば、先に劇場版を観てからTV版を観る事をお薦めします。