「ヤベ、すごくね? マジ、ハーレム展開みたいじゃん!」
オタ(=非モテ)街道を驀進する事20ン年。斑目晴信(まだらめはるのぶ)に訪れたまさかのモテ期。
驚くなかれ相手は4人(内1名は男の娘)!
しかし、夢にまで見たハーレムは2次元のようにうまくはいきませんでした。
初級ハーレム講座、最後はハーレムから最も遠い(と思われていた)斑目の悶絶で締めたいと思います。
「げんしけん二代目の八[通算17巻]」(2014年12月22日初版発行/木尾士目著)
オタク・無職・童貞という三重苦(失恋と2度目の骨折を加えれば五重苦)に喘ぐ斑目の元に舞い降りた4人の天使(?)。
金髪巨乳のアンジェラ、金髪ロリのスー、キャバ嬢・恵子、そして女装男子・波戸賢二郎。
まさかのハーレムに戸惑う斑目。直面して初めて分かった“ハーレム維持”の難しさ。
“…今にして思うのはハーレム物の主人公達のなんと見事なことよ…。
聞こえないふり、気づかないふり、様々な手を使い、
時にラッキースケベを華麗に決めつつ、己のハーレムを維持し続ける!!”
何より困惑したのは、バレンタインのチョコを貰った時、波戸賢二郎に一番ときめいてしまった事。これは…ヤバい。
男の娘ゲーを最初からやり直し、ネットの男の娘特集を読み漁り…。セクシャリティーが軋みをあげる斑目。相談相手に選んだのは…(消去法で)久我山。
もうこうなったらソープにでも行くしかない…が、童貞にいきなりソープはハードルが高すぎる…ならば…。
二人が行ったのは笹原恵子が勤めるキャバクラ。ここで閉店まで痛飲した斑目は恵子の家へ。完全“その気”モードの恵子に斑目は…。
ハーレムという現実離れした状況が、リアルに展開していく様が面白い。
さて、(絶対あり得ませんが)自分が斑目の立場だったら誰を選ぶだろうか。
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