「本気になったオタクの本当の全力をなめるなよ…」
ようやっと全キャラ打ち揃ったものの気が付けば第10話。残り2話を一気に放送して細かい話を勢いで誤魔化す超荒業な最終回。
真正幼馴染・氷堂美智留(ひょうどうみちる)を音楽担当に据えようと詩羽先輩、英梨々、恵に引き合わせた倫也でしたが、当然修羅場。
非オタの美智留はゲーム音楽なぞ興味無し。詩羽先輩はオタを下に見る美智留に怒り、英梨々は美智留の幼馴染話にまたしても“真っ白”に…。
前回に続いて美智留回なのは間違いないのですが、最後は恵が一瞬で正妻の座をさらっていく必殺構成。
この恵のターンが、サークル成長のキモになっている辺りが実にいい感じです。
ゲーム作りに本気なのは倫也だけ、と美智留に指摘される倫也ですが、その頃、恵は英梨々宅で徹夜作業の真っ最中。
何とSCRIPTの打ち込みを。
倫也を助けたいのは勿論ですが、恵自身がゲーム作りに嵌ってきた証拠。
ゲームの主人公が他の女の元に行く時のヒロイン(=恵)の表情。倫也が選んだのは悲しげな表情でしたが、恵はこれを笑顔に差し替え。
「見栄張るよ。女の子ならさ」
自分だけが突っ走っているのか、と倫也が確認の電話を入れたのも恵。美智留の作った曲がアニソンに似ていると最初に気づいたのも恵でした。
実は美智留が入ったバンドはアニメ系オタクが集まったアニソンバンド。
倫也は美智留の「ゲームなんか諦めてバンドのマネージャーになって」という申し出に乗るふりをして、美智留以外のバンドメンバーと裏取引。
ライブハウスの小間を調達してデビュー公演をセッティング。交換条件として美智留にゲーム音楽を作らせる事に同意させてしまいます(勿論、美智留本人にはギリギまで内緒)。
邪悪なオタクの笑顔
事実を知って倫也に馬乗りになる美智留を見て詩羽先輩が“騎乗位”とか“対面座位”とか言っているのが笑えます。
ライブ終了の帰り道、英梨々が恵を名前で呼ぶ(一緒に徹夜してゲームを造るオタク仲間を“さん”付けで呼ぶなんておかしいよ…)という結束イベント発生。
何だかんだ言って恵を中心にサークルが動き出しました(それでも私は英梨々推し)。
最後は“俺たたエンド”のフラグを英梨々が景気よくへし折って幕。
2期、あるんだろうな…。ここで終わりじゃ中途半端過ぎるぞ(そのためには円盤購入か…。もう最初からBOX販売にしてくれないかなあ)。