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壊滅状態の九州、天草市。時節柄ちっと問題のある絵柄ですが、九州のみならず日本が、いや世界が一度終焉直前まで逝きかけて10年。
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災厄の原因はひとりの少年の願いでした。
「ビッグオーダー/第1-3話」(2016年4月TOKYO MX放送/鎌仲史陽監督)
世界観の説明が難しいですが、過去作の例えで言えば、
“世界から争いをなくす為に絶対的な力「レベル6」を望んだ結果、うっかりサードインパクトを起こしてしまった一方通行(アクセラレータ)が、国際警察機構でジャイアントロボを操りながら、ホライズンを救うために世界に宣戦布告する”
ようなお話です(理解できた人は性格に問題があります)。
天草市の高校生、星宮エイジは10年前、謎の妖精デイジーに“世界の支配”を願ったものの、その力を制御できず、世界を滅亡寸前にまで追い込んでしまいました。
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この時の災厄で両親を失った紅鈴(くれないりん)は星宮エイジを仇として抹殺しようとしますが、星宮の発動した能力「拘束する支配者(バインドドミネーター)」によって逆に彼の支配下に。
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190827/20190827211639.jpg)
紅鈴の所属する組織・大宰府政庁(日本は既に真っ当な国政維持ができなくなっているため国連暫定統治機構によって分割統治されている)は、星宮エイジを傀儡に九州独立を企て全世界に宣戦布告。手始めに山口を落とすことに。
![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190827/20190827211644.jpg)
と書くと稀有壮大なSFアクションに聞こえるかもしれませんが、どうもそうではないようで…。
基本的なノリはコメディみたいです。
星宮の能力で直接攻撃を封印された紅鈴は、囚われた星宮の脱獄を幇助するふりをして各所に仕掛けられたトラップを利用した星宮殺害を企てますが、全てのトラップに自分がかかるていたらく。
紅鈴には再生能力があるので、死ぬ事はありません(死ぬと再生の炎に包まれて復活する)。
侵入者撃退用ギロチン→再生の炎、振り子式打撃鉄球改→再生の炎、即死型ピット→再生の炎、刺殺型吊り天上→再生の炎、アイアンメイデン→再生の炎という流れは字幕芸の巧さも手伝って爆笑。
![イメージ 6](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190827/20190827211650.jpg)
おいおい、このツンデレドジっ子がヒロインでいいのかよ、と思ったら3話で更なる地雷が…。
壱与(いよ)。100%当たる占い能力を持つ巫女。頭にピコピコ動くウサ耳タイプのリボンをつけていますが、星宮がこれに触ろうとすると、
「触っちゃ駄目! 赤ちゃんが出来ちゃう…」
うっかり星宮が触ってしまうと一瞬で妊娠、直後に「う、産まれそう…」
![イメージ 7](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/z/zombieito/20190827/20190827211653.jpg)
観る側に柔軟な観賞スタンスが求められる作品のようです。