米ローリングストーン誌が「90年代の最も素晴らしい映画 TOP100」を発表しました。トップ10は、
1.グッドフェローズ
2.フープ・ドリームス
（貧困から逃れるためにバスケットに賭ける若者のドキュメンタリー）
3.ケミカル・シンドローム
（科学物質に過敏に反応する病に落ちた女性の話）
4.羊たちの沈黙
6.クローズ・アップ
（些細な嘘の顛末をドキュメントと演出で綴るイラン映画）
7.スラッカー
（テキサスの田舎町で100人以上の会話や日常風景を切り取った群像劇）
8.マルコムX
9.恋する惑星
10.ピアノ・レッスン
…意識高い系か。
読者アンケートではなく、映画マニアやポップカルチャーの専門家、様々な批評家などからなるチームがセレクトしてるって所がミソなんですね。
興行収入と二アリーイコールになっていない（いかにも上位に喰い込みそうな「フォレスト・ガンプ」「ジュラシック・パーク」が顔を出していない）辺りは好感が持てますが、これはこれでとっつき難い。
頻繁に取り上げられる70年代80年代と違ってイマイチ個性に欠ける90年代を切り取ろうと思ったら独自のモノサシが必要と言うことでしょうか。
ざっと眺めてみると、19位ファイト・クラブ、28位ヒート、43位スターシップ・トゥルーパーズ、56位セブン、58位スクリーム、60位ナチュラル・ボーン・キラーズ、64位ウェインズ・ワールド、辺りが“こちら側”の作品。
★全部知りたい人はこちら。
こんなランキングの向こうを張るのは分が悪いにも程がありますが、私的90年代映画をこのベスト100圏外から並べてみます。
1． マウス・オブ・マッドネス 「Do you read Sutter Cane?」
2． フロム・ダスク・ティル・ドーン 「Everybody be cool!」
3． シリアル・ママ 「REWIND!」
4． エクソシスト３ 「Now free me...」
5． ストレイト・ストーリー
「The worst part of being old is remembering when you was young.」
6． ギャラクシー・クエスト
「It's all real.」「Oh my God, I knew it. I knew it! I knew it!」
7． キャプテン・スーパーマーケット 「Name's Ash. Housewares.」
8． スモーク 「If you can't share your secrets with your friends then what kind of friend are you?」
9． エボラシンドローム 「Ebola! Ebooola! EBOLAAAYAAA!」
10．エスケープ・フロム・LA 「Welcome to the human race.」
カーペンターに始まりカーペンターに終わる。実に偏った10本です（満足）。
次点として「ロスト・ハイウェイ」「裸のランチ」「デモンズ95」「バタリアン・リターンズ」「ゴッドファーザーPARTⅢ」を挙げておきます。
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