「ダブル」「トリプル」ときて、一足飛びに
「ファイブヘッド・ジョーズ」(2017年/ニコ・デ・レオン監督)
ダブル→トリプルの流れなら、続きはクアドラプル(quadruple)→クインティプル(quintuple)となるはずですが、馴染みが薄いので「ファイブ」(潔いなあ)。
ただ原題は「2HEADED SHARKATTACK」→「3 HEADED SHARK ATTACK」→「5 HEADED SHARK ATTACK」なのでアサイラムにブレはありません。
舞台はプエルトリコ。島民の半分が海で働き、残り半分が観光客というパロノミス島。
海上でグラビア撮影中のモデルとカメラマン6名が何者かに襲われ全員行方不明。ボートに残されたのはデジカメ1台。映っていたのは、
頭が4つある鮫。
ん? ちょっと待て。5ヘッドじゃなかったっけ?
確かに出てきたのは4つ頭。はて、もうひとつはどこに…
と思ったら意表をつく場所から5つ目が現れました。
え、そこ?!
進化とか変異というのであれば何か理由が欲しいところですが、何の説明も無し。
まさか、途中まで気づかずに作っちゃって、「あ、1個足りねーじゃん!どーしよー」とか言ってテキトーな所に増やしちゃった…なんて事ぁないよね。
お話は経営ドン詰まった水族館オーナーと専属研究者が5ヘッドを捕獲しようとして次々血祭という実にどーでもいい展開。
最後は予算が底をついたのか、作り手が飽きたのか(あるいはその両方か)、びっくりするくらいあっけない幕切れ。タメ無し引き無し見せ場無し。
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