デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【リメイク情報と】ウェスト・サイド物語【底抜け吹替伝説】

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スピルバーグ監督が「ウェスト・サイド物語」をリメイクするようです。

20207月公開予定の「インディ・ジョーンズ5」の撮影後にクランク・インだそうで(公開いつになるんだ?)。

※追記:結局、順番逆になってウェスト・サイドが2021年公開、インディ5が2023年公開(予定)となりました。

私、クラシック・ミュージカルは結構好きで、「サウンド・オブ・ミュージック」も「マイ・フェア・レディ」も「メリー・ポピンズ」も「チキ・チキ・バン・バン」も「雨に」(以下略)も好物なのですが、何故か西側物語だけは駄目。

つらつら考えるにどうも主役であるマリア(ナタリー・ウッド)とトニー(リチャード・ベイマー)が好みじゃないみたいです。

チンケなシマに命を張っているベルナルド(ジョージ・チャキリス)とリフ(ラス・タンブリン)は馬鹿だけど侠(おとこ)でした。

 

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対してマリアはお花畑な平和主義でトニーを焚きつけ(トニーもあっさり乗せられ)、結果、全員を不幸に。どうしても共感することが…。大体、

Quiet! Come down. Please.
My mother and father will wake up.
(静かにしてよ。両親が起きるじゃない)


とか言ってる傍から『♪トゥナ~イ、トゥナ~イ』って馬鹿だろお前ら。

 

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ラストも“ああ、お前みたいに女の口車にホイホイ乗せられるような奴は死んでいいよ”な感じで何の感慨も(←極めて的外れな少数意見であることは自覚しています)。

これをスピルバーグが撮る…二重の意味で好みじゃない色あいになりそうだなあ。

さて、ウェスト・サイド物語と言えばTBS版日本語吹替19791月初回放送)。

大竹しのぶナタリー・ウッド)、国広富之(リチャード・ベイマー)、沢田研二(ジョージ・チャキリス)、尾藤イサオ(ラス・タンブリン)。

どーですかお客さん。ここまでイメージ乖離の激しいキャスティング、ちょっと思いつきません(おっと「スターウォーズ」-渡辺徹大場久美子松崎しげる-と「ブルース・ブラザース」-せんだみつお小野ヤスシ-の話はナシだ)。

名優=名声優ではないことを満天下に知らしめた大竹しのぶの独壇場でございました。

 
 

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