『要するに私は!あなた達のような!お利口ぶって気取ったクソ野郎が死ぬほど嫌いなんです!これで分かりましたか!』
1クールに2回という異例の総集編を挟んだ第9話。
日本でフルボッコにされ大破したアーバレスト。拉致された千鳥かなめ。アマルガムの大攻勢の前に基地も資材も失い辛くも脱出にだけは成功したテッサら。アマルガムの手掛かりを求めてナムサクの地を踏み、かなめの居所のヒントと引き換えにどてっ腹に風穴あけられた宗介。
総員満身創痍。文字通り一敗地に塗れた(←間違った意味で使っている人多数)ミスリルの面々。しかし、折れない、諦めない。総員反撃準備。
「フルメタル・パニック! Invisible Victory/第9話・堕ちた魔女」
(2018年6月21日深夜BS11放送/青木youイチロー演出)
サンフランシスコ。深夜のフリーウェイを裸足で彷徨う少女(テッサ?!)。保護された少女はつぶやく。
『…捨てられました。部下だと思っていた人達に…』
『私は極秘の対テロ軍事組織ミスリルの指揮官でした…最新型のアームスレイブや強襲揚陸潜水艦、様々な兵器を駆使して数々の困難な作戦を成功させました。それも過去の事ですけど…』
それは完全に精神崩壊した抜け殻(第三者の目には誇大妄想狂)。
実はアマルガムを誘い出す巧妙な作戦…なのですが、意表を突く展開にちょっとドキドキしてしまいました。
一方、アラスカ州アンカレッジでは、日本から極秘裏に回収されたアーバレストのコアユニット、AIアルが調整を終えて再起動。
メキシコ、ミチョアカン州では元気なかなめの姿も(お久しぶりですかなめさん)。
更にポリネシアの孤島では56日に及ぶ昏睡から相良宗介が覚醒。DGSE(Direction Générale de laSécurité Extérieure。フランスの対外治安総局)レモンの手引きでしたが、アマルガム内通者がいたせいでここにも討手が…。
準備万端には程遠い。が、弾はまだ残っている。反撃の狼煙まで今一歩。