長い5分になる…。 フルメタル・パニック！ Invisible Victory ♯1

 

『君が転校してきてから、もう9ヶ月くらいかな？ 色々あった…おかしな事件も、物騒な事件も』

 

そ、そうか、9ヶ月か。こっちの暦では16年という年月が流れているのですが…。

 

「TSR」特別編OVAから数えても12年。長い長いブランクを経て遂に再開。

 

「フルメタル・パニック！ Invisible Victory／第1話・ゼロアワー」

（2018年4月13日深夜／中山勝一演出）

 

軍事ミッションと学園ラブコメという「いや、それ混ざらんだろ」な要素を絶妙な匙加減でブレンドした1作目（←基本設定はここ参照）、一気に学園ラブコメに振り切った2作目「ふもっふ」、そして振り子のように軍事ミッション側に傾倒した3作目「TSR―The Second Raid―」。

 

本作「Invisible Victory」は「TSR」の流れを汲むもの。つまりシリアス軍事路線。

 

千鳥かなめの能力と宗助の背後組織（ミスリル）の存在に気づいている唯一の民間人、生徒会長・林水の扇子に格言が書かれていないのがその証。そーゆー遊びは無しだぜ、ということです。

扇子に託された心の声や格言は無し。

 

戦場を選ばずミスリル殲滅とかなめ強奪に本腰を入れると宣言してきた敵対組織アマルガム。

 

ゼロアワーを以ってミスリル各支部に直接攻撃開始。

 

世界規模で通信網が途絶、警戒レーダー、気象レーダー、その他センサーも沈黙。

 

かなめを確保して味方の輸送ヘリ到着を待つ宗介ですが、その周辺にはアマルガムの兵団が…。

 

《ゲーボ9了解。なんとか持ち堪えてソースケ。5分で良いわ》

 

『すまない千鳥…長い5分になりそうだ』

 

日常が音を立てて瓦解していく…。

←ランキング投票です。よろしければワンポチを。