
ベイ・シティ・ローラーズのベーシスト、アラン・ロングミュアーがお亡くなりになりました。
7月2日。70歳。3週間前、休暇で訪れていたメキシコで体調を崩し、スコットランドへ帰国後入院していた病院で息を引き取ったそうです。
知らない人にはちょっと想像がつかないであろう76年の狂騒。吹き荒れるタータンハリケーンは大地を鳴動させる凄まじさでございました。
武道館のライブ映像をNHKが「ヤング・ミュージック・ショー」でオンエアした際にスタジオ音源を被せてしまったせいで、“演奏できない”“口パク”“エアギター”など不本意な風評被害が立ってしまいましたが、演奏はちゃんとやってますし、歌ってもいます。
“ライブなのに曲がフェイドアウトする”
“ギターソロなのにギタリストが手を振っている”
という不思議現象はありましたが、いいじゃないですか、そんなことは。
後日、別日公演の生音源を聴く機会がありました。確かにNHKが「うーん、これこのままだとちょっとなあ」「レコード音源被せちゃおうか」と考えたのは分からなくもありませんが、“ライブ”の臨場感は良く出ていたと思います。

アランは76年に一度脱退、78年に復帰(生涯現役)。
BCRは青春POPなイメージが強いですが、ノリのいいロックも演っています。
アラン不在時も含め、マイ・フェイバリットは、
マネーハニー(Money Honey)
ロックン・ローラー(Rock’n Roller)
イエスタディズ・ヒーロー(Yesterday’s Hero)
サタデーナイト(Saturday Night)
ハートで歌おう(Don’t Let The Music Die)
TuesdayやThursdayのスペルは忘れてもSaturdayだけは絶対忘れないのは「サタデーナイト」のおかげです。
エジンバラの騎士よ、安らかに。ご冥福をお祈りいたします。

