『そしてこれからお前はゾンビ1号として、仲間たちと共に佐賀を救うんだ!俺の名前は巽幸太郎。お前をアイドルにする男だ!』
ゾンビ、佐賀、アイドル。どう考えても1本線に繋がらない単語が今ひとつに。
今期ははっちゃけた作品が見当たらないなぁと思っておりましたが、いきなりとんでもないもの引き当ててしまいました。
「ゾンビランドサガ/第1話・グッドモーニング SAGA」(2018年10月4日深夜BS11放送/境宗久監督)
源さくらはアイドルに憧れる女子高生。オーディションの申込封筒を手に颯爽と玄関を出た直後、景気よく軽トラに撥ね飛ばされてあの世行き。
始まって30秒で主人公が…死んだ。
知らずに観ていたのでかなりの衝撃。「がっこうぐらし」系か?
そして10年後(冒頭は2008年)、さくらは目覚めた。見知らぬ洋館の一室で。生前の記憶を失ったひとりのゾンビとして。
彼女の前に現われた謎の男、巽幸太郎。巽は言う。『ご当地アイドルとなって佐賀を救え』と。
見渡せば、ゾンビ仲間(まだ覚醒前なので、普通のゾンビ。時代を超えた伝説のアイドルたち)が…。
この巽幸太郎のキャラが最高。
ハイテンションノリノリ。ゾンビを集めた檻部屋の中に『はい皆さんおはよーございまーす!』と入ってきた瞬間に宮野ワールド全開。
状況を飲み込めぬさくらとウガウガ言っているだけのゾンビ軍団に課せられた最初の試練は…ファーストライブ。
飛び込みOKな唯一のライブハウスではデスメタルナイト(RIP NIGHT FES)開催中。
『お前の直感を信じろ』という超適当なアドバイスで送り出された【デス娘(仮)】。
『え…えーっと、こんばんは…わわわわ私たちは、でっデスデス娘です!』
「しっかり喋らんか姉ちゃん!なんかアイドルたいバカヤロが!」
「デスメタルなめとったら殺すけんな!」
ええっと、佐賀ってこんな感じ? クレーム来ない?
流れる轟音、デスメタル。条件反射のようにヘドバンかますデス娘(仮)。
『なんこれ…なんねこれ…あやんかヘッドバンギングあるかよ…まるで…首が折れとるみたいやないか!』
ええっと、折れていると思います。死体だし。
これ今後どう展開するんでしょう。来週はHIP-HOPのようですが、様々な音楽ジャンルを踏破していくのでしょうか。
原作無しのオリジナル企画なので、先の読めなさ加減がいい感じデス。