『そっか、一緒に行く人増えたんだね』
『まだ1度だけだ』
『ってことはもっと行くつもりみたいに聞こえるけど?』
『そうか?』
『うん』
『そうか…』
こういう間っていいですね。殺戮の幕間に訪れた凪。
自分以外にゴブリンスレイヤーの身を案じる人がいることがちょっと面白くない牛飼娘ちゃんです。
牧場の商品をギルドに卸しに行くとハイエルフがもーじもじ。
『えっと…私たちね今遺跡の調査やってるの』
『そうか』
『だからその…声掛けるかもしれないわ あなたに』
『考えておこう』
『えぇ そうね!考えといて!』
今日も世界はツンデレで回っています。
『それもこれも全部ゴブリンスレイヤーさんのおかげです!』
守りたい、その笑顔。ギルドを出ようとすれば受付嬢が等級審査の立会人になってくれと(要件がゴブリンではないと分かった瞬間帰ろうとするゴブリンスレイヤーさんのブレの無さに痺れます)。
『であれがお気に入りの彼?』
『え…えっと…そ、そうですけど?』
審査終了後、同僚の監督官に突っ込まれて赤くなる受付嬢。モテモテゴブリンスレイヤー。
依頼主は噂のあの人か。5人目のヒロイン登場の予感。
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