デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

そろそろ乗り換えですよ。 やがて君になる ♯13

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(もうすぐ夏休みが終わって、劇の練習を重ねて、お姉ちゃんの命日が過ぎて、文化祭の日が来る。私ちゃんとやるからね。お姉ちゃんができなかった事を、お姉ちゃんの代わりに)

七海先輩に変わってもらう(自分を好きになってもらう)ための生徒会劇台本修正。

てっきり文化祭までやって終わる(もしくは文化祭すらすっ飛ばしてエピローグを語る「タッチ」「クーガ」方式にする)かと思っておりましたが、なんのなんの。

まさかの俺たたエンド。しかし、これはこれで良い。

やがて君になる/第13話・終着駅まで|灯台
20181228日/加藤誠演出)


時間軸はまだ夏休み。お盆が過ぎて最終コーナー。

侑はこよみと台本修正。侑の台詞ドカ増えの気配(こよみがちょっと嬉しそう)。

(新しい台本を読んだら七海先輩はなんて言うだろう? 先輩に会いたいような気がする。でも私からなんて

以前の侑ならここで踏みとどまっていましたが、

 

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『えっ侑から!?

目的地は水族館。どうも水族館は心象風景を投影するのに最適の場所のようです。

 

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視線の方向が異なる二人。
 
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イルカの大ジャンプでアホ毛の先まで水浸し。爽やか過ぎる笑顔。

侑を好きといえるのは姉の模倣ではない。偽者ではない自分。お姉さんみたいになりたいくせに自分を確認して安心する矛盾。そのことに気づいている燈子。

 

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『矛盾しててもいいんじゃないですか?別に』

こともなげに肯定する侑。悩みが悩みでなくなる瞬間。

ペンギン大行進を待つ間、劇の練習(とこよみの台本修正のヒント掴み)名目で、燈子にエチュードを仕掛ける侑。

『私はここに来てからのあなたしか知らない。でもあなたの癖を知っている。あなたの好きな小説も、あなたの好きな花の色も。知らないんです、あなたしか』

家族でも友人でもない看護師役の侑には、今のあなたがあなた。並べられた過去の人格からひとつを選ぶ必要など…。

帰りの電車。うたた寝をする燈子の耳元でそっと告げる。

 

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『先輩…そろそろ乗り換えですよ』

二期を…早く。

 
 

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