伝説の怪物“コウモリグモ”にようやく会えました。
「巨大アメーバの惑星」
(1959年/イブ・メルキオー監督)
消息を絶っていた火星探査船が生還。4人いたはずの乗組員は2人に。1人は奇病に冒され、ひとりは錯乱状態。
火星で何があったのか…。
お話は正気に戻った女性科学者の回想として展開。いきなり飛行中のロケットがアニメというのもアバンギャルドでしたが、火星の景観が輪をかけて素晴らしい。
絵です(あとはセットと多分近所ロケ)。
それらを誤魔化すため、あいや、火星らしさを演出するため、火星シーンには全て赤いフィルターがかかるという新設設計。
背景は学芸会の舞台美術と大差ないので、フィルターは効果的(?)なのですが、クリーチャー系は良く出来ているのでもっとハッキリ観たかったですね。
左:ロケットに迫る巨大アメーバ 右:コウモリグモ
髙さ15inch(約38cm)のマリオネットとして制作され、マリオネット・アーチストとして有名なボブ・ベイカーが操演しています(ボブ・ベイカーは1962年に「ボブ・ベイカー・マリオネット・シアター」を開設。2014年没)。
邦題に使われた巨大アメーバもアップこそ色のついた泡々がぶくぶく言っているだけですが、本体が湖面から現れる所とかはクトゥルフチックなおぞましさ。
時折、恥ずかしげに顔を覗かせる火星人(だよね?)も愛らしい。
左:湖面を蹴立てて現れるアメーバ 中:アメーバに捕食される隊員 右:火星人?
おまけ
カラー・スチールだとこんな感じ。
訪問者数が30万人を突破いたしました。
ジオシティ閉鎖後、Yahooブログに移動してきてから(from 2014.04.17)の累計です。
ジオから数えれば丸11年。お付き合いありがとうございます。
今後とも御用とお急ぎでなければ草を食みに来てくださいませ。