デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

絵だ!でもクリーチャーは素晴らしい! 巨大アメーバの惑星

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伝説の怪物“コウモリグモ”にようやく会えました。
 

「巨大アメーバの惑星」

1959年/イブ・メルキオー監督)
 
消息を絶っていた火星探査船が生還。4人いたはずの乗組員は2人に。1人は奇病に冒され、ひとりは錯乱状態。
 
火星で何があったのか…。
 
お話は正気に戻った女性科学者の回想として展開。いきなり飛行中のロケットがアニメというのもアバンギャルドでしたが、火星の景観が輪をかけて素晴らしい。
 
絵です(あとはセットと多分近所ロケ)。
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それらを誤魔化すため、あいや、火星らしさを演出するため、火星シーンには全ていフィルターがかかるという新設設計。
 
斬新的画像処理で思い出すのは飢餓海峡TOM方式(東映W106方式)ですが、一緒にしちゃいかんですよねえ。
 
背景は学芸会の舞台美術と大差ないので、フィルターは効果的(?)なのですが、クリーチャー系は良く出来ているのでもっとハッキリ観たかったですね。
 
特にキービジュアルになっている“コウモリグモ”(英語名はthe Batratspidercrab creatureらしい。身も蓋もない命名)。


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左:ロケットに迫る巨大アメーバ 右:コウモリグモ
 
髙さ15inch(約38cm)のマリオネットとして制作され、マリオネット・アーチストとして有名なボブ・ベイカーが操演しています(ボブ・ベイカーは1962年に「ボブ・ベイカー・マリオネット・シアター」を開設。2014年没)。
 
邦題に使われた巨大アメーバもアップこそ色のついた泡々がぶくぶく言っているだけですが、本体が湖面から現れる所とかはクトゥルフチックなおぞましさ。
 
時折、恥ずかしげに顔を覗かせる火星人(だよね?)も愛らしい。


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左:湖面を蹴立てて現れるアメーバ 中:アメーバに捕食される隊員 右:火星人?
 
人間1955年)の激安なパクリなんだと思いますが、このクリーチャー3種には捨てがたい魅力がありました。
 
おまけ
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カラー・スチールだとこんな感じ。



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