『はあ? なにこいつ、可愛い! やだなにこの子、超可愛い。めんどくさいけどそれはそれで可愛い。いや逆にそこが可愛いのか。まぁ、可愛いからなんでもいいか』
まさか、俺ガイルでこんなキャッキャウフフが拝めるとは。
長生きはするもんです。
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-完-/第12話・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(2020年9月26日深夜BS11放送/及川啓監督)
恥ずかしすぎる告白を冷静に思い返して七転八倒する比企谷の描写はカット。
改めて比企谷が海浜総合高校を引っ張り込むために適当ぶっこいて作ったやっつけプロム企画を雪ノ下と再検討。
まずは場所の選定から。
『こいつビーチイベントとか書いてるよ』
『あなたが書いたんでしょう』
実施可能なポイントを雪ノ下がパソコンで検索。誕生日に比企谷から貰ったブルーライトカットメガネ、最初のプロム企画作業の時は手を伸ばしかけてやめましたが、今回は迷いなく着眼。
検討の結果、稲毛海浜公園が候補に。早速視察。祝日デート。
『学校ではしない』という雪ノ下のツインテ。『休みの時だけか』と言う比企谷に『休みの日でもあまりしないけど…』
貴方のために今日だけ特別…。そら悶絶しちゃいますね。
そしてこのイチャコラである。
原作ではこの後、経費負担を巡る海浜総合高校・玉縄とのやりとりがあるのですが、最早枝葉末節とばかりにオールスルー。
使い倒しても心が痛まないいつものメンバーに召集かけて突貫準備。
疲れた体を整えるのはサウナ。
空気を読まない戸部の『比企谷(ひきたに)くん、もしかして雪ノ下さんと付き合ってたりするの?』に何故か周囲が総ツッコミ。
『聞いたら絶対否定するから皆見守ろうって話したじゃん』by戸塚
そらそうなりますわね(ひとり胸から下をタオルで隠している戸塚マジヒロイン)。
で、なし崩しに本番突入(合同企画なのに海浜総合出番なし)。
比企谷と雪ノ下の関係性が確立した以上、もうプロム自体はどうでもいいんですね。
終了後、雪ノ下が比企谷に矢継ぎ早に撤収時の指示出し。そして、
『最後にひとつだけ言っておかないと…。あなたが好きよ、比企谷くん』
言い放って逃げる…『マジかよ…ホントめんどくせえなこいつ』
この一言に辿り着くために原作時間で8年半。アニメ時間で7年半。長かったぁ~。
後日、雪ノ下母からディナーの招待(魔女たちの茶会だ!)。比企谷の苦難はまだまだ、いや今後一層続くのでした…合掌。
おまけ(一色いろはのマニアックな魅力とは…)
『これはクセになりそうですね』
『だんだん分かってきた気がする』
『是非も無し…』
何に目覚めた秦野、相模、材木座。
由比ヶ浜と小町(と平塚先生)に触れられなかったなあ。まあ、時期未定で短編集とか出るらしいので、描かれなかった過去やこれからの展開含めて改めて(OVAとか出ないかな…)。
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★本日9月27日は新房昭之監督の誕生日(おめでとうございます!)。
新房監督と言えば「まどマギ」シリーズと「物語」シリーズですが、「物語」シリーズって、数多いわ、何か意識高い系な匂いがするわで(今更観て何か言っても「引っ込めニワカ!」「100年ROMってろ!」とか言われそう)手をつけておりません。
今回はこれらに比べればちょっとマイナーな作品をいくつか(総監督作含む)。
※「ひだまりスケッチ」シリーズも大好きですが、今回は割愛。