デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【魔女の中心で】Re:ゼロから始める異世界生活 2nd Season #38【アイを叫んだスバル】

f:id:zombieito:20201001145805j:plain

『お前たちの手は借りない!全部俺ひとりで何とかする!それでいいだろうが!』

『それで? また死んで、繰り返して、いろんな人を泣かせるんだ。へぇ~。あんたはいいわよね、周りがどんな想いでいても、一番辛いのは自分だって言い訳できるもの』

『俺が…俺が悲劇の主人公ぶってるってのかよ!?』

『そんなじゃない。ただ、自分が誰より傷つけばいいなんて結論は卑怯よ。あんたのその歪み方は…魔女よりよっぽど気持ち悪い

嫉妬の魔女サテラの乱入で全魔女集会となったエキドナの茶会。

いらん権能付与した挙句、自分の人生に関わって来る魔女たちを全力で拒絶するスバル。

そんなスバルの考えを糾弾する憤怒の魔女ミネルヴァ。

これはスバル補完計画か。

Re:ゼロから始める異世界生活 2nd Season 第38話・泣きたくなる音」(2020年9月30日深夜BS11放送/古賀一臣演出)

『俺以外の誰がしてくれたんだよ!? 俺がこれまでしてきた事を!?』

『…ないで。傷つかないで。苦しまないで。悲しい顔をしないで。だから愛して。もっとあなたを愛して!』(byサテラ)

『俺が使えるのは自分の命だけだ!俺が誰よりも傷ついて、俺が皆を守れるように立ち回れば、俺以外は誰も辛い思いをしなくて済むんだよ!』

精神的に追い詰められたスバルは舌噛み切って究極の現実逃避。

蘇生パンチを繰り出そうとするミネルヴァを傲慢の魔女テュフォンが阻止。

f:id:zombieito:20201001150301j:plain


『邪魔するなテュフォン!』

『バルは自分で選んだ! ルヴァが邪魔するのは駄目だ!』

自傷も自殺も他殺も私の前では何ひとつ許さない!』

テュフォンに与してミネルヴァを抑え込む怠惰の魔女セクメト。

『どうして気づかないの? あなたが救いたいと願う全ての中にはあなたもいるべきだって当たり前の事に…。ふたつの試練であなたは一体何を見てきたの?』

スバルの骸に問いかけ諭すサテラ。

ミネルヴァの側に立ち、テュフォンを拘束する暴食の魔女ダフネ。

そして無貌の花嫁の権能を使ってスバルを死の淵から引きあげる色欲の魔女カーミラ

『死にたくないよ』

『それが本音でしょうが!』

f:id:zombieito:20201001150833j:plain


ミネルヴァのヘッドバット蘇生炸裂(あらゆる攻撃が治療に変換される権能って凄いな…)。

『俺に生きる価値があるのか? 死んで繰り返す以外に、俺に…。俺は俺の好きな人たちに好きだと思ってもらえてるって…思っていいのか?』

『許します。私はあなたに救われました。だから私はあなたが救われる事を許します。あなたに救われて欲しいと、そう願っています』

魔女が輪になって拍手して『おめでとう』とか言い出したらどうしようかと思いましたが、さすがにそんな事はなく(当たり前だ!)。

改めてスバルに契約をもちかけるエキドナ。しかし…、

『俺は傷つくのが怖いよ。辛いのも苦しいのも悲しいのも嫌だ。痛い思いもしたくないし、俺以外の誰かが酷い目に合うところだって見たくない。死にたくない。だから、犠牲前提のお前の手はもう俺にはとれない。皆が俺に死ぬこと以外の価値を見出してくれるのなら、俺はそれを探そうと思う。それがあれば、俺は死ぬこと以外で皆に報いれる気がするんだ』

『それは茨の道だよ。死を道具と割り切れば差し出すものは君の心だけで良かった。それを拒み、自分の心も誰かの未来も、どちらも両取りしようというのは、あまりにも困難で…なにより“強欲”だ』

f:id:zombieito:20201001151042j:plain


『俺を死なせてくれようとしてありがとう。俺を死なせないでくれてありがとう。俺に大事な声を聞かせてくれてありがとう』

魔女ひとりひとりに頭を垂れて礼を言うスバル。最後にサテラの元へ。

『俺はお前が分からない。でも、お前の言う通り、もう少しだけ、自分を好きになってみる』

『一人で悩まないで。あなたを大切に思う人たちと一緒に抗って。そしていつか…必ず…私を殺しに来てね

f:id:zombieito:20201001151133j:plain

『俺が必ず…お前を救ってみせる』

 

目覚めれば神殿の外。連れ出してくれたのは地竜パトラッシュ。傍らにはオットー。

「あなたを大切に思う人たち」その1、その2ですね。

中にはまだエミリアがいるはず。しかし、神殿への再入場は能わず。拒絶? 資格剥奪?

もはや何回目か分からないロズワールとの腹の探り合い。

ここで(スバルにとっては)衝撃の(視聴者にとっては予想通りの)告白。

『(屋敷を)刺客に襲わせる依頼は私が出したものなのだからね』

f:id:zombieito:20201001151509j:plain


ロズワールの狙いは屋敷(レム、ベアトリス、ペトラ、フレデリカ)と聖域(エミリア)を同時に救うことはできないとスバルに気付かせ、エミリアだけを救う(他の全てを見捨てる)ように仕向けること。

『ナツキスバルくん、何故、君はまだどうかしていない? どうかしていなくては挑めない境地に、孤独の道を行くのに、人の心は邪魔なだけだ。だから私が君にそれを強いよう』

子安の子安による子安のためのロズワール。

八方塞がり出口無し。打つ手が分からず悶々としているスバルにオットーが友情パンチを喰らわせたところで前半部終了。

f:id:zombieito:20201001151548j:plain


『友達の前でカッコつけるのなんかやめちまえよ、ナツキスバル!』

オットー出てくる度に株上げていくなぁ…。

で、この続きが半年後? 何とご無体な…。

 

★告解~1期レビューで既にこのネタ使っていた! 

 

 

f:id:zombieito:20200910133055g:plainランキング投票です。よろしければワンポチを。

 

 

---------------------------------------------------------------------

★本日のTV放送【13:35~テレビ東京午後のロードショー 

mandarabatake.hatenablog.com