いや、そのオチ、マジですか?
せめて「バニラ・スカイ」くらいの考察範囲は残しておいてくださいよ。
でも久しぶりにパイパー・ペラーポが見られたからいいか。
「ブラック・バタフライ」(2017年/ブライアン・グッドマン監督)
かつてはベストセラーも出したりして、それなりに羽振りも良かった作家ポール(アントニオ・バンデラス)。
映画化話でミソがついて、挙句カミさんが出て行って、今じゃ電波もロクに届かない田舎のコテージでひとり暮らし。
アイデア湧かず、筆進まず、金続かず、家売れず。
最期の勝負で書き上げた原稿は、出版社から添削されて戻って来た。
八方塞りでダイナーに行ったら、来る途中で追い越したトラックの「激突!」親父に絡まれて下痢腹に浣腸。
窮地を救ってくれた旅の若者ジャック(ジョナサン・リス・マイヤーズ)に宿を提供したら料理は上手いし、家周りの修繕もしてくれて結構便利。
ニュースは今日も地元で起こっている連続殺人事件の犯人が逃亡中という話を賑々しく…。
親切な若者ジャックは、ある日を境に豹変。
ポールを監禁同様に閉じ込めて『俺たちの話を書け』と。
押しかけミザリーです。
ここから先はお話が二転三転するので、各自の目でお確かめを。
ただ、あのオチはないわ。
雑貨屋の親父にアベル・フェラーラ監督、新米不動産仲介業者にパイパー・ペラーポ。
色男ぶりが抜け落ちて適度にだらしなくなったアントニオ・バンデラスが良い感じでした。
★アベル・フェラーラと言えば
★パイパー・ペラーポと言えば
※一家に一枚「コヨーテ・アグリー」!
★ついでに(オーラの無い)アントニオ・バンデラスと言えば
★本日9月20日はアーシア・アルジェント(1975~)の誕生日(おめでとうございます!)
昨年は役も体も大人になった(そして壊れた)「スタンダール・シンドローム」をご紹介させて頂きましたが、今年は成長途上美少女時代のこちらを。