本日5月23日は「世界亀の日」。
亀について知り、亀に敬意を払い、亀の生存と繁栄のための人間の手助けをする日、なんだそうです(アメリカの非営利団体「American Tortoise Rescue」が2000年に制定)。
映画で亀はキーアイテム。何かの象徴であったり、隠喩や暗喩であったり。中にはあからさまに敬意を払っていない人でなしな扱いをしているものも。
誰もが真っ先に思いつく怪獣とニンジャにはご休憩頂いて、印象に残っている亀をずずいっと並べてみましょう。
◆「エル・マリアッチ」の冒頭で道路を横切る亀。
陽炎が立ちそうな灼熱の道路を歩く男の足。持っているのはギターケース。その前を悠然と横切る亀。
まるで神話の導入部。神々しささえ感じる亀さんでございます。
◆「食人族」で解体される亀
打って変わって残酷描写。人間串刺しより遥かに「刺さる」亀解体。
私自身観たくないのでゴアシーンは割愛します。
◆「世界残酷物語」の産卵亀
「食人族」は(監督曰く)きちんと「食べ」たそうですが、こちらはあざとい人為的演出の犠牲者。ある意味、最も残酷と言えるでしょう。
◆「吸血の群れ」で気持ちよく泳いでいる亀。
亀やカエルやトカゲの周りで人間が「きゃー」「いやー」と独り芝居をしながら死んでいくリアクションパニック。亀はすーいすいと泳いでいるだけなのですが…。
◆「中国の鳥人」で筏を曳いて泳ぐ亀。
ヒスイの輸入のため、中国雲南省の奥地に分け入ることになった商社マンとヤクザと変な日本語を話す中国人通訳。
移動手段は筏。動力は亀。辿り着く先は竜宮城か。
◆「アフリカのサラリーマン」の亀社長。
頭に札束乗っけたアフリカ商事のワンマン社長。
『まとめサイトとラインを閉じて働け!そして、サービス残業をしろぉ!』
何度聞いてもしびれる啖呵(?)です。
◆「決戦!南海の大怪獣」「東京SOS」のカメーバ。
やはり怪獣も一体は出しておかないと。
本元は「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 」決戦!南海の大怪獣」ですが、カメーバのみ「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」にゲスト出演を果たしています。但し、死体で。
次点として「仮面ライダーV3」のカメバズーカを挙げておきます。
ダブルライダーを道連れにした最強のデストロン怪人です。
★各作品レビューはこちらから。
☜ランキング投票です。ミドリガメを飼った事のある人はワンポチを。