『まだ大丈夫…まだ勝負できるよな。大丈夫、これで一発戻せればいつでも返せるし』
てっきりパチンコでスッた金が積もったのかと思っておりましたが、FXで溶かしたのか。
しかもGOLD!
でも大丈夫、まだ返せない額じゃない。本当に返せない額というのは…
邪神ちゃんの借金(300京)は、建設業を営むミノスの父と闇金のボスが話をつけて、元本のみ666年払い(毎月3,750円)という「リボ払い以下」の金額で決着がつきましたが、佐々木常宏の借金は…。
「ネガポジアングラー/第3話・心のこり」(2024年10月17日TOKYO MX放送/山本貴之演出)
FX大失敗の事情を知っている学友の前から遁走した佐々木の脳裏に浮かぶ過去。
どうやら彼、親の期待を裏切って大学受験に失敗(志望大滑って滑り止め三流大へ)しているみたいですね。
前回、親には大学の金払ってもらっているから借金の相談はできないと言っていたのはこうこう「うしろめたさ」があったからか。
借金返済と言えば一攫千金。
どこがどういう理由で企画したのか分かりませんが《東京湾でドチザメ釣ったら100万円》という謎懸賞が。
どうも、ドチザメです。
喰いついたのは、腕に覚えのある釣り人、コンビニ「エブリマート」の店長、ハナ、躑躅森、そして佐々木。
ってお前らもかよ…あー見っかっちゃった。
因みにドチザメというのは、本州以南の浅場に普通に見られる中型のサメ。主に西日本で食用となり東日本ではほぼ流通しない…にも関わらず名前は神奈川県三崎での呼び名に由来しているそうです。
そして始まるいつもの全力疾走、逃走と追跡のサンバ。途中休憩も挟んで尚続行。
借金取りが次々脱落していく中、ただ独り追いすがる影は…躑躅森。
『何しに来たんだよ。お前には関係ないだろ』
『確かに関係ねえな。でも心配するのは…俺の勝手だよな』
『何で構うんだよ!何で…何でこうなるんだよ。俺だって頑張ってんだよ。それなのに、少しぐらい良い事あったっていいだろ。何やってもうまくいかない。借りた金も返せない。それに…どうせ無駄なんだよ、全部。俺なんかいない方がいいんだよ』
俺なんかいない方がいい…この一言が躑躅森の何かに触れたみたいです。
瞬間、駆け回る幼少の記憶。恐らく釣り好きでその楽しさを教えてくれた父と、行き違ったままでの別れ(※訂正。父と子ではなく、兄・躑躅森と弟だったみたいです)。
『なぁ、やり直さないか。逃げて逃げてこんなとこまで逃げてきたんだろ? だったらここからやり直そうぜ』
『何言ってんだよ。金もない家もない。人生にリスタートなんてないんだよ』
『金は俺が何とかしてやる。家は俺んちに住めばいい』
本当にやり直したいのは…。
『損な話じゃないだろ。いない方がいいなんて言うなよな。全部無駄かどうかなんて分かんねーじゃん』
何と借金は躑躅森が取り立て屋に話を付けて肩代わり。人生仕切り直し(しかし、余命2年)。
普通、これだけの好条件を提示されたら何か別の下心を疑ってしまいますが、そこいらへんは大丈夫なんですよね。
もうひとつ心配なのは、あの取り立て屋さんトリオの出番がこれでなくなってしまうのではないかという事。掃けるには惜しいキャラなので何か適当な理由つけて続投してもらいたいものです。
おまけ❶
メインヒロインポジ(?)なのに毎回百面相を披露してくれる鮎川ハナ。
おまけ❷
本来「癒し」ポジ(?)なのに癒されない猫(名前はまだない)。
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★本日のTV放送【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】