デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【巨悪を前に呉越同舟】BAD CITY【小沢仁志還暦記念格闘祭り】

『待ってください、俺行かないとは言ってませんよ』

『特捜班の権限もない、ただの殴り込みにつき合うってのか?』

『お前らも馬鹿だなあ』

『あんたも行くのかよ!?』

当たりめえだろ! 組長と頭の仇をとる…』

『お前らみたいな馬鹿、嫌いじゃねえぞ』

刑事もヤクザも韓国マフィアも巨悪を前に呉越同舟


小沢仁志還暦記念の打ち上げ花火。

「BAD CITY」(2023年/OZAWA脚本・園村健介監督)

韓国マフィア(の先鋭タカ派部隊)と結託して金と暴力で司法すら牛耳る巨大財閥・五条財閥会長・五条亘(リリー・フランキー)。

五条逮捕に執念を燃やす検察庁検事長の平山健司(加藤雅也)は公安0課の小泉香(壇蜜)を中心に強行班のメンバーで特捜班を結成。

更に殺人罪で服役中の元警部・虎田誠(小沢仁志)を期限付きで出所させてリーダーに。


五条は地元に縄張りを持つ桜田組の組長を韓国マフィア・金数義 キム・スンギ(山口祥行)を使って惨殺。


金の暴走を快く思っていないマダムと呼ばれる韓国マフィアの首領(かたせ梨乃)は、虎田とも私怨(虎田が殺したとされているのはマダムの息子)があり一触即発。

ここに桜田組の残党が絡んで暴力連鎖の構造が…というのがお話の骨子なのですが、そこいらへんは適当に流して頂いて。

「大激突」シリーズ(特に2作目)の小沢仁志の近接格闘を見ていて坂口拓(TAK∴)と絡んだら面白いだろうなあ」と思っておりましたが、今回それが実現。

TAK∴は、金の側近で汚れ仕事を一手に引き受ける殺人機械ハン役。


「RE:BORN」で見せた零距離戦闘術(ゼロレンジコンバット)で次々死体の山を築いていきます。

相見えた時は、ちょっと「ドラゴンへの道」でリーとチャック・ノリスが対峙した瞬間を思い出してしまいました(すみません、褒め過ぎました)。


クライマックスこそ部下の西崎(三元雅芸)と野原(坂ノ上茜)に見せ場を譲って、自らは金(山口祥行)と決着をつけるべくタイマン勝負に挑みますが、どちらも力の入る組み合わせでした。


終盤30分はひたすらアクション。CG無しスタント無しでこれだけ動ける還暦役者(真田広之以外)ちょっと思いつきません(倉田さんとかは例外よ)。

壇蜜がすっかり油の流れ落ちた乾いた、じゃないクールな佇まいに。

潔いほどにエロの無い、オトコ小沢の硬派アクションでした。

 

★ご参考

 

 

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