駄目だ駄目だ言いながら、しっかり続き観てるって事はまんまと堤にノセられたという事でしょうか。
「20世紀少年~もう一つの第2章~」
(2009年/堤幸彦監督・木村ひさし演出)
昨年劇場公開された「第2章・最後の希望」に追加撮影シーン・未公開カットを加えてテレビ用に再編集した本編姉妹編。
相変らず「整合性って何?」なシーン続出ですが、右に左にとっ散らかった第1章と比べると、物語のベクトルは安定しています。
これはひとえにカンナ(平愛梨)に的を絞った功績でしょう(追加撮影パートもカンナエピソードが中心のようです)。
平愛梨、演技は「一刀彫り」(?)ですが、眼力と勢いがあるので、「この娘になら“最後の希望”を託してもいいかしら」と思わせる存在感があります。
脇では春波夫役の古田新太がいい味出していました(「ハロハロ音頭」は迷曲!)。
ただ、インパクトでは“ともだちランド”指導員・高須役の小池栄子が圧勝。カルトパワー炸裂で怖かったです(笑)。
ところで、万博のシンボルのアレですが、岡本太郎記念現代芸術振興財団はあのとんでもないデザイン変更にOK出したんでしょうか? すげー気になります。
※今調べたら、万博跡地の本物も8000万円かけて「ともだちの塔」に改修したそうです。1日限りのプレミアイベントで(写真参照。ただでさえシュールなのに。もはやこの世のものとは思えません)。
やはり金の掛けどころを間違えていると思います。