デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

サモハンにお仕置。ジャッキーは瞬殺。 燃えよドラゴン

イメージ 1

“How did you feel to you?”
“Let me think...”
“Don't think, Feeeeel!

人生に必要な事は全部この教えの中にあるような気がします(すみません、言い過ぎました)。

燃えよドラゴン

(1973年/ロバート・クローズ監督)


オープニングは、リー対サモ・ハン・キンポーの練習試合。一説によるとこの試合には

『テメー、死亡遊戯撮るからスケジュール空けとけっつったのに何別の仕事入れてんだよ!』

『すみません、でも撮影中断して再開の目処たってなかったじゃないすか。こっちも生活ってものが』

『あんだとコラ、舐めた口利いてると腕折るぞ』

『ああ、ごめんなさいごめんなさい!』

という意味合いがあったとかなかったとか(真偽不明)。

アフロキメキメの伊達男、ジョン・ケリーが、要塞島偵察中のリーを目撃するシーン。ここの字幕は何パターンかあって、

月光仮面だ」「ハエ男だ」「鳥人だ」などがあるのですが、台詞は「A Human Fly」。

月光仮面は論外として、ハエ男と鳥人は判断微妙。スパイダーマンの敵役ヒューマン・フライ(ハエ男)の事かとも思いましたが、ヒューマン・フライがマーベル・コミックに登場するのって76年あたりのようで、時間的にはこっちが先。

この要塞島地下でリーが大暴れするシーンの戦闘員Aみたいな役でジャッキー・チェンも出ております(瞬殺されておりますが)。

何を今更な大傑作(リアルタイム野郎にとっては特に)ですが、何度観ても味わい深いです。

 

★ご参考