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たまには切り株系をちょっと離れて、哲学的癒し系を。
「かもめのジョナサン」(1973年/ホール・バートレット監督)
都合のいいカモメの画を都合のいいように繋いで、勝手な台詞つけただけと言ってしまえばそれまでですが、“都合のいい”画を撮るためには、技術と忍耐と幸運が必要です。
よく撮ったなあ、こんな映像。
“Why? Why Can’t I? That’s Not The Answer”
誰よりも速く、高く飛ぶ事を願うかもめ、ジョナサン・リビングストン。
その思想と行為を異端と指弾され、群れを追放されても限界飛翔を諦めないジョナサン(お前はチャック・イエーガーか)。
群れを離れ孤独の旅を続けるジョナサンの前に、“マスター”チャンが。
「天国とは場所ではない。完全なる境地の事だ」
「完全なるスピードとは直ちにそこに“在る”事だ」
とマスター・ヨーダばりの説教をかまし、フォース(?)による瞬間移動まで披露。
「おお、マスター・チャン、私にもフォースを!」
チャンに弟子入りしたジョナサンはルーク・スカイウォーカーの如く修行に励みフォースを体得。
「ルー、あいやジョナサン、今こそ群れに戻る時じゃ」
「ヨー、あいやチャン、私にはまだ学ぶ事が・・」
「フォースの力を信じるのじゃ」
ちょっと違うかもしれませんが、まあ大体こんな話です(断言)。
ネイチャー系と見せかけて、実態は哲学的癒し系。侮れない一本です。