『一体どういう事なんだぁ!』
『街が綺麗になったんだよ…』
筋金入りの悪徳警官が、新宿ヤクザと台湾マフィアの抗争を煽って自滅を画策。
人情も温情もビタ一文持ち合わせない“人でなし”用心棒、中条きよし降臨。
「新宿アウトロー」(1994年/三池崇史監督)
敵対組織の頭を殺ったものの自らも銃弾を浴びて植物人間となった広島ヤクザ与見(渡辺裕之)。
10年後、宮城刑務所の病室で覚醒した与見(黄泉の捩りでしょうね)は、妹と舎弟・江藤(山田辰夫)のいる新宿へ。
情報横流ししてヤクザの上前ハネてる悪徳警官・田上(中条)は、与見を利用して台湾マフィアの一掃を企てますが・・。
利用できそうな奴は焚きつけ、動かし、最後は殺して死体も有効活用する中条の“歩留まりの良い”動きが素敵です。
内調に来た本庁キャリアのおぼっちゃんなぞ赤子扱い。
『ひとつだけ教えてやるよ。香水変えな。キャリアにゃ下品だ』
ところでルビー・モレノさんって今何やってんでしょ(フィリピン帰っちゃった?)。