あなたがいれば私は…。進撃の巨人/第6話・少女が見た世界
「早く帰ろうぜ。オレ達の家に」
「うん…帰る」
“私には…この世界に帰る場所がある。エレン…あなたがいれば私は何でもできる”
前回からお話が進展した訳ではないのですが、アルミンの慟哭、エレンの憤怒、ミカサの決意と実に見所の多い回でした(すみません、レビューが完全に周回遅れになってしまいました)。
「進撃の巨人/第6話・少女が見た世界-トロスト区攻防戦◆檗廖2013年5月15日BS11放送/池田智美演出)
指1本動かせないまま、眼前でエレンを捕食されたアルミン。
下半身の失くなったフランツに蘇生術を繰り返すハンナ。
「もう…やめてくれ…。これ以上はもう…無理だ。これ以上は…」
権力者の荷物で塞がれたウォール・ローゼ開閉門に突進する巨人奇行種。内股で肘から下を振り頭を揺らしながら蛇行気味に走るカマっぽい動きが嫌々感倍増。作画スタッフ、グッジョブです。
この巨人を単身で斬殺したエレンが上層部とのコネを誇示する権力者に放った一言。
「死体がどうやって喋るの?」
蒼白になって荷物を引く権力者。礼を言う少女に黙って敬礼(握り拳を心臓に当てる)を返すミカサ。かっちょいいにも程があります。
そしてエレンとの出会いの回想。なぜミカサがこれほどエレンに固執するのか、その理由が分かります。
ミカサが肌身離さず巻いているマフラー、それは命の恩人エレンが自分を家族として受け入れてくれた証。
「戦え」という言葉と共に。
「勝てば生きる。戦わなければ勝てない」
EDソングが一際身に沁みました。