ガウナの群体の中に投げ出され落下していくイザナ。
「ナガテ…」 「イザナァ!」
ご都合主義でも構いません。死を覚悟したイザナの一言(豊崎さん渾身の演技)と呼応するヒーローの登場。完璧なタイミングです。
「シドニアの騎士 第九惑星戦役/第11話・邂逅」(2015年6月19日深夜TBS放送/吉平直弘演出)
惑星ナインで消息を絶ったイザナと隊長の救出に向かった長道とつむぎ。その前に現われたのは赤いガウナ“紅天蛾(ベニスズメ)”。
薄ら笑いを貼り付けた紅天蛾と、イザナらが遭遇した無表情な爺さん風の白いガウナ。どちらも表情が嫌々です。
二人を救出・収納した長道は、機体をアンカーで固定。ガウナの群に連続精密射撃を。
しかし、あと3体という所で残弾ゼロ。引き抜いたのは“黒い刃”対ガウナ刀。
一刀両断。一撃で胞衣(エナ)ごと本体を破壊。すげえ、石川五ェ門か。
紅天蛾とのドッグファイトを制したつむぎでしたが本体から這い出ようとするエナ星白を見てトドメの一撃を躊躇したために反撃を許し絶体絶命。
間一髪間に合った長道ですが、継衛改二唯一の弱点であるヘイグス粒子射出口を破壊されて視界ゼロ。
まるで恋人に「だ~れだ?」と抱きつくように後から組み付いた紅天蛾は破壊した継衛改二頭部からエナ触手を侵入させ侵蝕。コクピットに溢れたエナは星白の姿に…。
危機と救出を折り重ねて畳み掛ける怒濤の演出。肩こりました。
またしても滅茶苦茶中途半端な所で幕となりそうな2期ですが、1期同様、劇場版総集編を挟んで3期という流れになるのでしょうか。