「卑猥を取り締まるのは絶対的に正しい行為ですし、それに、世界曰く“愛は正義”! つまり、愛ゆえの行動は全て正しい! 正しくあれば、私はあの方にもっともっと愛してもらえるはずなんですの!」
情報の隠蔽と誤まった教育が産み落とした性欲モンスター。
やっていることはドン引き祭りの(文字通り)下ネタテロ(真面目な話、よく放送できたなと思う)ですが、きっちり思想統制の恐怖を描いている辺り、実に侮れません。
生徒会長、アンナ・錦ノ宮、変態ラブハンター覚醒です。
アンナ・錦ノ宮をつけ回すストーカーの炙り出し作戦。そこで起きた想定外の展開がふたつ。
ひとつは、アンナ護衛のため女装していた奥間狸吉を見て、轟力先輩が“何か”に目覚めてしまった事。
もうひとつはストーカーの襲撃を身を挺して防いでくれた狸吉と(アクシデントで)唇を重ねてしまった事で、アンナが“何か”に目覚めてしまった事。
恋愛感情や性欲に関する知識をビタ一文持ち合わせていないアンナは、自身の衝動を理解できず、当然抑制することも出来ず大暴走。狸吉ストーカーに。
良く言えば“ブレーキの壊れた悪性ヤンデレ”。ただ、稚拙な告白分はさておき、そんなネバネバしたものを送りつけるのはマズイだろ。
それを押入れから覗き見て“春画絵師”として覚醒する早乙女乙女。
剥きだしの狸吉を見て狼狽しまくる華城綾女。
「グロい、グロい、グロい、グロい!」
普段、下ネタ一番な綾女が実は純情で、可憐の佃煮と思われたアンナが変態という逆転劇。
画面に喰い入りながらドン引き。言語を無効化する下ネタの爆発的破壊力。
歩くそばから足元にネバネバ光るものが点々と…ってナメクジかお前は!
スタッフがどこに行く気かは分かりませんが、是非やり遂げて欲しいと思います。
さて、景気良く変態したアンナとは逆に、中の人は体調不良で休業に…。
どこまで収録済みなのか…。早期復活を祈願しております。
思えば、松来未祐が演じるキャラは変態ばかりだなぁ…。