『はぁ…感じるわ。私の大胸筋と上腕三頭筋、それに三角筋が悲鳴を上げてる~』
本放送時はうっかりスルーしてしまった筋肉アニメを一気見しました。
「ダンベル何キロ持てる?」
(2019年7-9月放送/山﨑みつえ監督)
皇桜女学院2年B組の女子高生・紗倉ひびき。趣味:食べ歩き(チェーン・スモーカーのように常に何か喰っている。そしてメインの食事はフードファイターばりのドカ喰い)。
気づけば脂肪が、体重が…。ランニング挫折・筋トレ続かず。個人の力(というか意志)による局面打開は不可能と判断したひびきは近所に新しくできたスポーツジム「シルバーマンジム」へ。
まずは見学。ここに偶然居合わせた同級生・奏流院朱美(そうりゅういんあけみ)。
≪文武両道、容姿端麗、1年から生徒会長を務めるカリスマ!ミス皇桜女学院2年連続女王!おまけに実家は超が6つは付く大金持ち!》
自堕落な自分の対極にいる意識高い系女子に引きまくるひびきでしたが、朱美は大胸筋はあはあ、僧帽筋ひいひいな筋肉フェチでした。
筋肉うっとりな表情が誰かに似ているな、と思ったらアンナ・錦ノ宮(写真右端。下ネタという概念が存在しない退屈な世界)ですね。
文武両道、容姿端麗、1年から(以下略)のキャラ設定も丸被りですし。
トレーナーは生活の全てを筋肉に捧げた爽やかイケメン、街雄鳴造(まちお なるぞう)。ジャージ着用時は痩身ですが脱ぐとCG合成のようなムキムキマッチョに(究極の着痩せ)。
彼が毎回「肉のお兄さん」として、筋トレの基本を伝授してくれます。知識が古いの偏っているのとの批判も目にしましたがどーでもいいです。個人的には、景気よくライ●ップをディスった辺りで「合格!」。
で、あれやこれやで筋トレ仲間が増えていく展開になるのですが、イチオシはひびきの友人、上原彩也香(うえはら あやか)。趣味は映画観賞。
『おすすめの映画? ああ。ポトロド・ブロブスキーのエルポットは見た?』
(このチョイス…ガチの映画マニアだ!)
しかし、ひびきと意気投合した映画はハーンノルド・ドゲゲンチョネッガー主演の「七人のコマンドー」シリーズ。
ドゲゲンチョネッガー(英語字幕だとBarnold Shortsinator)の声は勿論、玄田哲章。そして番組ナレーションも玄田哲章。扱いが「さばげぶっ」と全く同じ(笑)。
ドゲゲンチョネッガーは街雄の筋肉師匠でもあり、終盤来日してひと暴れしてくれます。
因みにドゲゲンチョネッガーと「未来からやってきたロボットが少年を守るために戦う映画」に出ていた役者は別人。
後半から登場のジーナ・ボイドはロシア出身(中の人は「みりたり!」のルトガルニコフ中尉)。
シルバーマンジム主催のアームレスリング大会に出場するため来日しますが、ひびきに完敗。リベンジを誓ったジーナは、速攻日本への留学を決めクレムリン西高校から皇桜女学院2年A組に転入、紗倉家にホームステイ…ってこれもうストーカーですね。
アームレスリング/腕相撲と言えば「セントールの悩み」12話と「GJ部」2話の腕相撲大会。
是非、姫乃、綺羅々・バーンシュタインを加えた4人で人類最強を決めて欲しいと思います。
12話一気見とかするとどうしてもレビューが長くなっちゃいますね。一言でまとめると「正しい腋アニメ」でした(我ながら最低なまとめだ。満足)。
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★本日のテレビ放送【21:00~BS-TBS】