『まさか息子が人間じゃなかったなんて…』
ここ、劇場版では『まさか永井圭が亜人だったなんて…』だったのですが、修正されてしまいました。
母親が息子をフルネームで呼ぶ距離感がとてつもなく不気味だったのに。残念です。
「亜人/第3話・もうダメじゃないかな」
(2016年1月29日深夜TBS放送/鹿住朗生演出)
とは言え今回も見所満載。まずは謎を孕んだ“帽子の男”佐藤の登場。
『亜人が不死身程度のつまらない存在…そう思ってるのか君は? もっと耳を澄まし目を凝らすべきだったな。亜人として祝福を受けた時に』
人体実験の限りを尽くされている国内2人目の亜人・田中に語りかける佐藤。
『道を示してあげよう。だから助けに来た。田中君』
怪しさ1万馬力。永井圭にも“道”を示すべく行動開始。
画的に唸ったのは、圭を乗せたカイのバイクがガードレール突き破って斜面を転げ落ちるシーン。
車にカメラを取り付ける主観描写は実写ではよくやりますが、アニメではあまりお目にかかりません。CGの底力って奴でしょうか。
そして今回のMVPは厚労省・戸崎の部下、下村泉ちゃん。
永井圭の妹・慧理子(えりこ)を病院で尋問中に“黒い幽霊”の存在を示唆する発言をしてしまい赤面。
(口が滑った…あとで戸崎さんに怒られる…)
どんな言葉責めが待っているんでしょう(わくわく)。
と一瞬萌えた直後、背後から泉ちゃんを貫く三叉の爪。警備のお兄さん二人も瞬殺して病室血の海。あっという間にスプラッター。
正体は黒い幽霊。操っていたのは田中。目的は慧理子の拉致。糸を引いているのは勿論、佐藤。
どてっ腹に大穴開いた泉ちゃんの運命は? ってトコで「続」。
見事な引きですが、予告で盛大なネタバレを。予告映像はもちっと慎重にチョイスしないと…。