ヒロインが幸せであること。それは視聴者にとって最大の喜び。
ヒロインの想いが満たされること。その笑顔の前にはどんな小細工も膝を屈する他ありません。
今宵、夏祭りマジック。
「だがしかし/第7話・夏祭りとほたると…/夏祭りとサヤと…」(2016年2月25日深夜TBS放送/岩崎光洋演出)
緊縛目隠しによる“麩菓子プレイ”、ヨーグレットを小道具にした“お医者さんごっこ”と淫靡な飛び道具は連発するものの、なかなか現在進行形の恋愛に発展しないのがちと不満だったのですが、今回は満足。
夏祭り。シカダ駄菓子ももんじゃ焼きの屋台を出店(文字通り鉄板の舞台)。
焼き手としてこき使われるココノツの前に浴衣姿のサヤ登場。
「ココノツはまだ(お店の)手伝いあるもんね…」
ここで父ヨウが、『ちょっと歩いて来い。他の屋台の客足、どうなってるか見てきてくれ』、とナイス采配。その様子を見ていた(もんじゃタダ喰いしていた)サヤの兄・豆(トウ)が、『おじさん、俺もそれ(もんじゃサンド作り)…やっていい?』。
『ん? どうした?』 『まあ、もろもろお返しっつう事で…』
何だよ、この思いやり友の会。
晴れて二人きりになったココノツとサヤは縁日デート。
幼い頃、下手なくせに小遣い使い切るまで金魚すくいに挑戦し、おまけで貰った金魚をサヤにあげたココノツ。
その金魚は今もサヤの店の金魚鉢に…。
あの不自然に小さい金魚鉢…最初は小さかった金魚を長い年月掛けて大切に育てたからか。やめてくれよ、弱いんだよ、そういう話。
縁日グッズの解説もバランスよく取り入れた“ほっこり回”でした。
縁日と言えば何故かりんご飴。左は「とらぶるダークネス2nd」のモモ、右は「電波女と青春男」のリューシさん。