立体機動装置vs対人機動部隊。
これまでも作画兵団の“心臓捧げた”描きっぷりは賞賛の的でしたが、これは凄い。
対巨人の時は動きの少ない巨人の周りを縦横無尽というある意味視点の一方が固定されている状態でしたが、今回は互いに飛び回るドッグファイト。
大空中戦です。
「進撃の巨人 Season3/第39話・痛み」
(2018年7月29日深夜NHK放送/いとがしんたろー演出)
かつて憲兵を100人以上殺して都市伝説となった“切り裂きケニー”。彼はリヴァイの師匠でした。
そのケニー率いる対人機動部隊に包囲されたリヴァイ。
一方では別働隊がエレン、ヒストリアを強奪。制止に入ったジャンは敵(人間)を撃てず。相手も一瞬の躊躇。引き金を引いたのは…アルミン。
初めて人を殺したアルミンと撃てなかったジャン。
『間違ってたのは俺でした。次は必ず撃ちます!』
『何が本当に正しいかなんて俺は言ってない。そんなことはわからないからな。お前は本当に間違っていたのか?』
真逆のふたり双方を同時に気遣うリヴァイに管理職としての器のデカさを見ます。
前回同様、話の展開も巻き放題(正しい!)。
ウォール教ニック司祭を拷問死させた中央憲兵団の口から出た真実。
「レイス家が本当の王家だ」
つまり、ヒストリア・レイスこそ正当な王位継承者。
登場したと思ったらケニーに瞬殺されたリーブス商会会長。
『リヴァイの居場所を聞き出さなくてもよかったんですか?』
『黙ってても奴は出てくる』
『わかるんですか?』
『俺が育てたからな。リヴァイ・アッカーマンはそういう奴だ』
リヴァイ・アッカーマン!
拉致られたヒストリアの前には王政府最高権力者、ロッド・レイスが。
傍らには縛かれ転がされたエレン。
何かエレンって2期以降、出番の半分くらいは緊縛×猿轡という「誰得?」なピーチ姫状態になってませんか?
この調子で行けば一気にエルヴィンの大博打(クーデター)に雪崩れ込みそうです。
※今回から1話にはなかったEDが…ってリンホラだぁ!そうそうこれだよこれ。「NHKみんなのうた」風にまとめてもきっちり滾るこの歌詞この声この旋律。完全に引き立て役だなOP。