たった一人で街のギャングを次々屠っていくスーパービジランテ。
捜査線上に浮かぶ元米軍特殊部隊ロバート・サイクス大佐(セガール)。警察とは別に単独でサイクスを追うFBI捜査官ウィリアム・ポーター(クレイグ・シェイファー)。
ギャングの抗争に巻き込まれる形で妻と子を失ったサイクスは復讐の鬼と化して片っ端から死体の山を…。
如何にもな設定と展開ですが、これが無駄にヒネリの効いた建て付けになっておりまして…。
「沈黙の粛清」
(2016年/マイケル・ウィニック監督)
例によってテブったセガールはアクション無し。スタント使う時だけシルエットが細くなります(笑)。
基本は遠隔狙撃。固定位置からのスナイプなので動く必要がありません。
終盤、申し訳程度に手首クルクルひらひらの歩留りの良いエコ合気道を魅せてくれます。
と、ここで終われば「観終った瞬間スカっと忘れて他の沈黙と区別がつかなくなる」いつものセガール定食ですが、何と最後に“実はセガールは●●だった”という凄いオチが待っています。
お前はカイザー・ソゼか、タイラー・ダーデンか。
この反則技は評価の別れる所だと思いますが、「どんな手を使っても印象に残れば勝ちの法則」(すみません、今作りました)に従い、評価したいと思います。
ただ、セガールよ、その髭似合ってないぞ。日本ではその髭は泥棒髭と言ってな、コメディアンしかしないんだぞ。鬼瓦権蔵とかな。
だから剃れ。絶対剃った方がいい。Trust me.
←ランキング投票です。よろしければワンポチを。