『な、なあ…さっきから無茶苦茶寒くなっとる気せぇへん?』
『…だ、だよなぁ。もう戻って焚火始めっか』
『あ、あきちゃん、マグカップに氷張ってる…』
ちょっとした状況の変化で災厄の前兆を表す…ディザスター・パニック映画の定石です。
八甲田山か聖職の碑か。山中湖畔死の彷徨。
「ゆるキャン△SEASON2/第6話・大間々岬の冬」(2021年2月11日BS11放送/ながはまのりひこ演出)
山中湖畔・大間々岬で冬キャンと洒落込んだ大垣・犬山・斉藤。
テントも設営して意気揚々と岬の突端で寛いでいたら見る見る気温低下。
スマホで確認したらマイナス2度。まだ4時半なのに。
このまま夜を迎えたら…。
続けて確認しようにも寒さで全員のスマホが次々バッテリーアウト。
ぐ~っと引いていくズームバックもパニック演出の定番(ここで野生の獣の鳴き声でも聞こえてくれば完全にホラー映画)。
異変に気付いたのはリン。大垣が自慢げに送った写メから3人が山中湖にいると知ったリン。山中湖は標高1,000m。即座にお天気情報確認。スマホは全員音信不通。
この”異変に気付く第三者”もパニック映画の定石です。
暖を取る準備をしないと死ぬかもしれない。犬山・斉藤の持参したカイロは途中で冷めてしまう一般タイプ。高温タイプの予備は無し。
コンビニ買い出し班(大垣)と焚火&鍋班(犬山・斉藤)に分かれて行動開始。
まずは管理棟で薪購入…が、しかし…。
管理棟営業終了、管理人帰宅、周囲に焚き木になりそうな落木無し。
…詰んだ。
今回は実にサスペンスフルでした。冬キャン舐めたらいかんぜよ、な教訓ですね。
救ってくれたのは百戦錬磨のお隣キャンパー。
薪ストーブが命のザイル。
ここに、リンからの救命依頼を受けた鳥羽先生が合流。先生らしく小言を垂れ、即座に駆け付けた行動力も相まって頼もしさ満開でしたが、お隣キャンパーさん(地酒屋さん)の持っていた日本酒見て即落ち2コマ。
いや、いい先生だホントに。
おまけ
お隣キャンパーさんとの交流のきっかけは愛犬チョコ(コーギー。チョコレートではなくお猪口のちょこ)。
コーギーと言えばこの子もいましたね。
癒し広がるほのぼの世界。でもこの後「ひぐらし」なんだよなぁ(…暗澹)。
---------------------------------------------------------------------
★本日2月14日は林与一(1942~)、秋野太作(1943~)の誕生日(おめでとうございます!×2)
この二人の競演と言えばやはりこれ。
あと秋野太作で印象深いのが、