デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

お~いケント、ユタが馬鹿にされてるぞ! オーガズモ

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まずはかっちょいいにも程があるオープニング・ソング「Now You're A Man」に痺れましょう。

「ロッキー3」の「Eye Of The Tiger」に匹敵するかっちょ良さですが、歌詞は馬鹿丸出し(♪君は、おとこ、男、オトコだずぇ~!)。

歌と演奏はDVDA。何の略かは恥ずかしくて言えません。ビデオでご確認ください(ヒント:ポルノ女優の「必殺技」です)。

「オーガズモ」(1997年/トレイ・パーカー監督)

クンフーが得意なモルモン教の宣教師ジョーは結婚資金欲しさに婚約者に内緒でポルノ映画「キャプテン・オーガズモ」に出演。ところがこいつが大当たりしちゃったからさあ大変。

オーガズモはオーガズム光線(相手を一瞬でイカせてしまう)を武器に美女を守る正義の味方。相棒はチョダー・ボーイ(字幕はちん坊。名訳。得意技はハムスター拳)。

ま、要するにバットマン&ロビン、あるいはグリーン・ホーネット&カトーの大馬鹿野郎版ということです。

ジョーと婚約者はモルモン教徒なので当然ユタ出身(お話の舞台はロス)。この二人が世間知らずな振る舞いをした時の周りの対応が素敵。

『そんなことも知らないのか。どこで育ったんだ。洞窟か?』
『いや・・・ユタだ』
『・・・すまなかった』

ユタ出身って触れてはいけない事なんですね(笑)。

脇役では、強烈なナルシシズムで場面をさらうサンチョが最高です。ビデオ借りる時は是非注目してください。