映像が韻を踏んでいます。見事な様式美。
ドライブ中にトラブル→見知らぬ街に立ち寄ったら変な人がいて大騒ぎ、という王道パターンのホラーではありますが、これがなかなかの拾い物。
切り離されたシャム双生児、母親に対する過剰な恋慕などネタとしての新規性はないですが、破綻の無い脚本と豪腕な映像でグイグイ魅せちゃいます。
ゴアシーンもナイス。普通、主役の女の子の指チョンパとかしません。「ホステル」や「ヒルズ・ハブ・アイズ」でも主役の指チョンパはありましたが、あっちは男。絵的な衝撃度が違います。
生きたまま蝋人形(職人の匠の技)・・口に瞬間接着剤(実用性あり過ぎで嫌)。
パリス・ヒルトンもただの賑やかしかと思ったら、あんな事になっちゃうし。
館が炎上・溶解していくクライマックスのCGも迫力満点。CG=安い誤魔化しと見られる節もありますが、本作や「サイレント・ヒル」のCGは、もっと評価してあげてもいいような気がします。
★ご参考