デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

パ、パリス・ヒルトンが! 蝋人形の館[2005]

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映像が韻を踏んでいます。見事な様式美。

蝋人形の館
(2005年/ジャウム・コレット=セラ監督)


ドライブ中にトラブル→見知らぬ街に立ち寄ったら変な人がいて大騒ぎ、という王道パターンのホラーではありますが、これがなかなかの拾い物。

切り離されたシャム双生児、母親に対する過剰な恋慕などネタとしての新規性はないですが、破綻の無い脚本と豪腕な映像でグイグイ魅せちゃいます。

ゴアシーンもナイス。普通、主役の女の子の指チョンパとかしません。「ホステル」や「ヒルズ・ハブ・アイズ」でも主役の指チョンパはありましたが、あっちは男。絵的な衝撃度が違います。

生きたまま蝋人形(職人の匠の技)・・口に瞬間接着剤(実用性あり過ぎで嫌)。

パリス・ヒルトンもただの賑やかしかと思ったら、あんな事になっちゃうし。

館が炎上・溶解していくクライマックスのCGも迫力満点。CG=安い誤魔化しと見られる節もありますが、本作や「サイレント・ヒル」のCGは、もっと評価してあげてもいいような気がします。

 

★ご参考