三枚下ろしのCGが安すぎで「おや?」。続く囚人護送車の車窓はめ込み合成に「おいおい、何十年前の映画だよ?」
悪い予感ってのは当たるもので、あとは雪崩式グダグダが果てしなく。
「クライモリ デッド・リターン」
(2009年/デクラン・オブライエン監督)
(2009年/デクラン・オブライエン監督)
森に迷い込んだら人喰い奇形一家に襲われて大騒ぎ、という放送禁止シリーズの3作目。
今回は、旅行者(4人中3人瞬殺されて1人逃亡)、護送中に脱走した囚人と看守、そして奇形親子という変則取り合わせ。
外なる敵がいる時の内輪揉めくらいつまらないものはない(何度目だ、これ言うの)ですが、序盤から終盤に至るまで話の中心は囚人同士、もしくは囚人と看守の主導権争い。
時々、忘れられない程度に奇形登場。
囚人達の態度や会話が鬱陶しい事この上無くて、「ああ、もういいからこいつら皆殺しにされちまえ」感満点。イケイケマウンテンマンです(と言うほど盛り上がって観ている訳でもない)。
半端に1作目2作目と関連づけた会話やシーンがありますが、何の伏線にもなっていません。細かい設定も無理ありすぎ(行方不明になった現金輸送車が捜索もされずに放置されてるわけないだろ)。
更に続編作る気満々なエンディングですが、悪い事は言わん。やめとけ。