デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

「なんてこった!」 ピラニア3D

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スプリング・ブレイク、それは太陽の下のジュリアナ、湖の上のお立ち台。

ビキニ、おっぱい、濡れたTシャツ、トップレスが舞い踊る若気の至りの満漢全席(嘘だと思ったら、SPRINGBREAKで画像検索してごらん)。

うおお、弟や妹の面倒なんか見ていられるか! 今年こそおっぱい祭りに参加するぞぉ!

しかし、そこには湖底下の洞窟で独自の進化をとげたフレッド・ブラッシー軍団が!(例えが古いにも程があるな…)

「ピラニア3D」

(2010年/アレクサンドル・アジャ監督)


アメリカ西南部ヴィクトリア湖は性の解放区と化したおっぱい博覧会。

前半は古代ピラニアの復活と散発的な事故、湖底調査などを挟みつつ、頭の悪いユルいエロ(←誉めています)がまったりと続きます。

目を細めてお姉ちゃんを眺めているうちにドラマは怒涛のクライマックスへ。

流石フランス人アジャ。アメリカのアホタレ学生を殺すことに迷いも躊躇もありません。

あっという間に湖面は阿鼻叫喚の地獄絵図。

ステージを支えるワイヤーが千切れ飛んで胴体真っ二つとか、ボートのスクリューに髪の毛がからまって頭皮ズル剝けなどピラニアと関係ないゴアシーンもてんこ盛り。

喰われた奴らはリアルな肉塊。あっと言う間に白骨化。

ラニアもただ喰うだけじゃありません。湖底に沈むチ●コを奪い合ったと思ったらベッと吐き出し、カメラに向かって大見得を切る…。よ!千両役者!

最初の犠牲者は何とリチャード・ドレイファス(しかも役名がマット)。

大仰に解説するだけで何の役にも立たない科学者、クリストファー・ロイド

おっぱいの事しか頭に無い“濡れたTシャツ・コンテスト”MC、イーライ・ロス(早く「感謝祭」撮れよ)。

主役の家族なんかどーでも良くなる素敵な面子です。

残念ながら3Dではなく、2Dでの観賞でしたが、おいおい、そんなもの飛び出させてどうするよ、なシーンが山ほどありました(海に向かってゲロる女を真下から捉えたショットとか)。

エロとグロとバカの絶妙なブレンド

キャメロンが「3Dをそんなくだらない事に使うな!」と怒っていたそうですが、「フライング・キラー」撮った人が何言ってんだか。

無理してでも劇場に行くべきだったな…。

 

★ご参考