デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

シリーズ:英国対俺。 曼荼羅的ダンシングな名場面とは。

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毎度お馴染み英国サイトTOTALFILMが「ダンシングな名場面50(50 Greatest Movie Dance Sequences)」を発表しました。

ミュージカルとかダンス映画という括りではなく、印象的なダンスシーンのランキングです。

1位はちょっと意表を衝いて「チャップリンの黄金狂時代」。パンとフォークを足に見立てたアレですね。

以下、例によって10位までをタイトルのみ列挙すると…

ダーティ・ダンシング」「パルプ・フィクション」「赤い靴」「サタデーナイト・フィーバー」「ナポレオン・ダイナマイトバス男)」「ダンシング・ヒーロー」「トップ・ハット」「リトル・ダンサー」「美女と野獣

硬軟・新旧取り混ぜたランキングです。個人的には6位に「ナポレオン・ダイナマイト」が入っているのが好感度うなぎ昇り。

邦画は35位に役所版「Shall We Dance?」がランクイン。

英国選出にしては「フル・モンティ」が入っておりませんが、やはりシモネタ系は駄目って事でしょうか。

※全部知りたい人はこちら→http://www.totalfilm.com/features/50-greatest-movie-dance-sequences

英国50選と被らない範囲でマイフェイバリットなダンスシーン、ベスト5を挙げてみましょう。

1.チャーリーズ・エンジェルキャメロン・ディアスのオールド・ファッション・ダンス]

「アブドゥル、躍らせて」な夢のシーンもゴージャスで好きですが、中盤のソウル・トレインでの踊りがエライことキュート。

2.コヨーテ・アグリー[カウンター上での大道芸ダンス]

Barの狭いカウンターの上でダンシング! 火を噴き、水を被り、ダンサーと言うかほとんど大道芸人です(笑)。

3.サスペリア[とてもバレエ学校とは思えない素人集団]

ひとつ上を目指す熟練者を対象にしているバレエ学校、という設定なのに、どうみてもバレリーナには見えない人ばかり。
なあ、アルジェント、“オーディション”って知ってるか?

4.クルージング[アル・パチーノ、ゲイまっしぐら]

潜入捜査でゲイ社会に身を投じたアル・パチーノ。最初は気色悪がっていたものの途中から開き直り。黒のタンク・トップでマッチョなゲイと男祭りのダンシング。

5.愛情物語[ラストのミュージカル・シーン]

理由なんか無い! 妖精の如く舞い踊る原田知世にひれ伏し拝み崇め奉れ!

ロッキー・ホラー・ショー」の♪タイム・ワープとか、「ブルース・ブラザース」の♪シェイク・ユア・テイルフェザーとかも入れたい所ではありますが、ちょっと定番過ぎるので、今回はご遠慮願いました。

「襲られた女」の“♪うぬぼれワルツ”も捨て難いんだけどなぁ…。