KISSの東京ドーム公演に行ってまいりました。
今回の目玉(?)は、ももいろクローバーZとのコラボ。
両者のファン層はどれくらい被っているのか。 新しい層の開拓を狙ったとして、釣られた人間がどれだけいたのか。
逆に「余計なものはいらない」と敬遠してしまった人もいたのではないか。
などと心配をしておりましたが、蓋を開けてみれば実に“いい感じ”のライブになっておりました。
「KISS 日本公演2015」
(2015年3月3日/東京ドーム)
遅れる事20分。「ロックンロール」のプレリュードに続いていつものMC。今回のオープニングは「デトロイト・ロック・シティ」。
天井が高いせいでしょうか、立ち上がりから「消防法が改正されたのか?」と疑うビッグファイアの乱れ打ち。
遠くから見ているので小さく感じましたが、手前の人間の尺を考えれば10m近い火柱でしょう。これが景気良くバンバン打ち上がっておりました。
個人的見どころだったのは、13.雷神でのジーン・シモンズ血垂れ飛翔。
明らかにこの人、“見栄を切って”います。直後に天井近くまでの大宙吊り。こりゃスーパー歌舞伎だ(私の周りでは「猿之助!」のかけ声が…)。
今回のセットリストは以下の通り。
- Detroit Rock City
- Creatures of the Night
- Psycho Circus
- Parasite
- Shout It Out Loud
- War Machine (Gene spits fire)
- Do You Love Me
- Deuce
- Hell or Hallelujah
- I Love It Loud
- Lick It Up
- Bass Solo
- God of Thunder (Gene spits blood and flies)
- Sukiyaki (First chorus, performed by Paul Stanley)
- I Was Made for Lovin' You
- Love Gun (Paul flies out to the audience)
- Black Diamond
- 夢の浮世に咲いてみな(with Momoiro Clover Z)
- Rock and Roll All Nite (with Momoiro Clover Z)
18.19.がももクロZとの競演。KISSにペンライトというちょっとした異空間でしたが、お爺ちゃんが孫と戯れるのを温かく見守るご両親、な風情で楽しゅうございました。
2013年公演にはなかった「Parasite」「Deuce」が入っているのは大変喜ばしいのですが、逆に「Heaven's on Fire」「Calling Dr. Love」「Say Yeah」「Shock Me 」とかがまるっと削られているのが残念。
まあ、入りがあれば出もあるという事で。
13年公演から間を空けずしての来日だったので、チケット購入はちょっと躊躇したのですが、ポールがこの1月で63歳、ジーンが今年8月で66歳となると、残り少ない一期一会は大事にせにゃいかんかなぁと。
とは言え、年齢を感じさせない(ジーンはアップになるとちょっとキツいかも)大パフォーマンス大会でした。